広くて狭い病院 | ∵スキルス胃ガンなんだもん 東京テラピー生活~ゾウ蔵が病院に行く

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未だガールライフを送り、スキルス胃がん治療中。
6年生に進級。

手術後、いくつかのレジメンの後、
現在は、胃がんには未承認レジメンで化学療法中。

主治医も五代目になりました。
そして、もう一人の主治医が並行してついてくれることになりました。

「まだまだ頑張る二年生になった研修医」


今日は、今日の今日のことです。(くどかった?)

4月以来のCTスキャンがありました。検査のみです。


なんだかちょっと手順がいつもと異なるような気がした始まりでした。

この病院、ガサツとは違うのですが、とても合理的で早い対応でコトが進むのです。

呼ばれるとすぐに、狭いスペースで金具付きの衣服は脱いでスタンバイ。内側の扉からノックがあり、中の検査室へ入ります。

検査台(機械)に横になりながら、確認事項をすませ、GO !


息を吸って吐いてぇー、の始まりです。

途中で横になったまま、ストロー付きカップで麦茶お茶を飲むように言われて、ハタと前は検査前に飲んだことを思い出しました。

だから、なーんかミョーだったのです。


造影剤の注射に来た先生が自己紹介したのでお顔を見ると、手術時の主治医チームNO.3のI 先生

まだいました。研修医二年目のようです。


I 先生 「だいぶお痩せになりましたね。ちゃんとお食事とれてますか?」 相変わらず丁寧ブーケ2


あぁ~この先生はまだ研修医なのですが、とっても知的で落ち着いていて、若いわりには安心感が漂ってきます。

うれしくなりながら、思い出にひたっていると、メラメラネガティブメラメラなことが浮かんできます。


点滴は一発で決まらず

鼻管は痛くてボロボロ泣きながら、やめてと絶叫したり

硬膜外麻酔は途中できれたり

ドレーンはずした後に膿んだり

抜糸したら、そのへんにカケラが飛んでいたり


それにしても、そんなこと怒ってない自分にも驚きましたけど。

わが身を呈して研修させてあげたとも思ってませんが。

何というのでしょうか、人徳?


次を引き継いだO先生にもこのあいだ院内コンビニで遭遇しました。

M先生のキビシイ指導がこたえたのか、

「M先生の外来で30分くらい、引っ張っちゃれー!」との指令に応えたかったのですが、

お利口なあの方はなかなかそういう日に限って、ちっとも引っかかってくれません。


なんだか不安な気持ちになりがちなCTなのですが、単純な私はしばらく忘れていました。

カイシャは忙しいので、そんなことも脳裏をよぎらず、今頃になって次の外来で結果が出ているだろうかと・・・

でも、明日も忙しいので忘れていそう。

病気のことはちょっとおいておいて。と、いうのがカイシャに復帰したかった理由でもあるのですが。