今日のデートは
アイスホッケー観戦。
熱血ファンでは
ないけれど
生でみると
燃えてしまう。
大声出せるのも
気持ちいい。
チケットを
8月に買い
駐車場も
ネットで支払い済み
万全の体制だったのに
ことは起こった。
会場に入った時に
感じた違和感は
黒い幕が
かかった座席。
こんなの
前あったっけ?
でも大丈夫
私たちの席の
隣のセクション。
そう思いつつ
座席に行くと
誰かが
私たちの席に座ってる。
よくあるんだよね。
席を開けてもらうように
夫が言うと
怪訝な顔をしつつ
立ち上がってくれた。
「席番号はなに?」
と聞かれ
N列というと
そこはL列という。
確かに
L列の表示あり。
でも
このL列が最後列になってる。
映画もスポーツ観戦も
どこでも
最後列が好きな夫。
今回も
最後列を買ったはずなのに
その列自体が
ない!
あるはずの席が
あるはずの場所に
ない!
そんなことある?
お金払ったし
ないなんて!
急いで
座席案内の人のとこまで
降りていく。
どうも
いろんな席で
改修工事がされてるようで
運が悪いことに
今日の改修場所は
なんと
私たちの席だった。
まさか
今日なんて。
それにしても
席がないのに
その席
売る?
間違って
売ったとしても
代わりの席を
事前に
案内するのが
筋じゃない。
連絡もなく
ただ
席がないだけなんて
安定の
アメリカ基準。
とにかく
カスタマーサービスで
聞いてみて
ということで
3階席から
1階のカスタマーサービスへ。
もう
会場では
選手の入場で
大盛り上がりしてる。
うー見たい。
エレベーターを
探す途中には
国歌までも
聞こえてきてしまった。
全部見るのが
楽しみなのに。
やっと
カスタマーサービスにつくと
謝ることもなく
粛々と
他の座席番号を
メモ用紙に書いて
ほれっと
渡される。
お詫びを
込めて
VIP席くらい
くれてもいいじゃない!
きちんとした日本の対応だったら
きっとそうするよ!
結局
新しい席も
最初の席と同等の
3階席。
まぁ、そうなるよね。
ここから
また上に上がろうとするけど
エレベーターは
車椅子の方々で
列になってる。
3階まで
階段を猛ダッシュし
スタジアムに
ありがちな
迷路のような廊下を
右往左往し
息も絶え絶えになって
席に着くと
すでに
第一ピリオドは
半分終わってる。
そして
厚着をしてきたのに
もう汗だくで
コートも
帽子も
手袋も
マフラーも
秒で
脱ぎ捨てた。
こんなふうに
始まったけれど
奇跡的に
夫の推しのチームが勝ち
疲れ切りつつも
無事に代わりの席があって
最高じゃないけれど
最悪でもなく
こんなことがないと
覚えてられないので
思い出に残る
ゲームになって
めでたしめでたし。