「おかえりー」
しばらく
陶芸クラスを休んでいた
おばさんが
久しぶりに
戻ってきた。
ぎゅっと
ハグした後に
これ!
って渡されたものには
日本語が書いてある。
えーーー!
と興奮する私に
「娘が選んだお土産よ」
娘さん
かなり趣味がいい
沖縄限定なんて
私の実家の方じゃ
手に入らない。
どれも
日本人の私に
ぶすっと突き刺さる。
娘さん夫婦は
ミリタリーで
沖縄に滞在中。
赤ちゃんが
生まれたけれど
旦那様が
メインランド出張になり
急遽
おばさんがヘルプに
行くことに。
これが2回目の
沖縄だけど
行くたびに
日本大好きオーラが
どんどん濃くなるくらい
日本推し。
クラスで会えば
もちろん
キャピキャピ
おしゃべりするけれど
お土産まで
買ってきてくれるまで
気にしていてくれたことが
嬉しい。
日本が恋しい私に
わざわざ
買ってきてくれたんだ
荷物が重くなっちゃうのに
それでも
持ってきてくれたんだ
それも
お土産文化がない
アメリカンなのに。
色々思うと
涙が出るくらい
嬉しくなる。
今回は
和菓子を作る講座も
受講してきて
早速
和菓子みたいな
クリスマスオーナメントを
作っている。
こうして
日本の文化を
取り入れてくれることも
日本人として
またまた
勝手に
誇らしく思ってしまう。
陶芸クラスだからか
日本推しや
日本好きが
いっぱいいるけれど
その中でも
このおばさんの
日本熱は一番!
一緒にいると
とても楽しい。
ただ
一つだけ
困っていることが。
こんなに
仲良くしてもらっているのに
実は
名前を知らない。
なかなか
聞くチャンスがなくて
今日まで来てしまったけど
今更
「お名前は?」
なんて
絶対聞けない。
来週こっそり
ローレンに
聞いてみよう。

