ついに
長年恐れていたことが
起きた。
体調が悪いと
毎日
電話で訴えてくる
一人暮らしの母。
いつもは
病気知らずで
「風邪ひきそう
でも
葛根湯飲んだら
治った!」
って母だった。
心配になるけれど
そこまでとは
最初は思わなかったのに
今回は
いつもと違った。
なかなか治らない体調に
病院に行くも
検査しても
異常なし
軽い熱中症?
かも
ということで
点滴治療のみ。
家で療養するも
良くならず
母の妹の家に
泊まらせてもらうけれど
いびきがうるさくて
眠れないと
帰宅。
治らないので
もう一度
病院に行き
MRIを
とってもらっても
脳も綺麗。
病気も困るけれど
病気じゃないと
病院にも入れず
うつ手なし。
毎日
電話しても
死にそうな声で
よくならないと。
聞くたびに
私まで
下痢が止まらなくなる。
心と体って
繋がってる。
色々調べて
市の援助を
こちらから電話で
頼んでも
きてくれた人を
勝手に返してしまう。
なんだか
少しボケてしまったのか
不安になる。
今年の夏
ケアハウスに
入っていたら
よかったのかも。
でも
まだ行きたくない
って言う母の希望を
優先してしまった。
今すぐ
日本には行けないし
どうしたらいいんだろ。
母の言動とか
よく考えてみると
病気が
見つからないし
精神的な病なんじゃないかと
疑念が湧く。
病院に行くのも
みんな誰かの付き添いがあるのに
私はいつもひとり。
こんな人はいない。
この年で
一人暮らしをしてる人はいない。
いつもいつも
母にこれを言われると
辛かった。
アメリカに来てしまった私が
悪いけど
私の人生もある。
ハードルは高いけれど
アメリカに来てもらうしか
ない。
夫と話し合って
かなり覚悟を決めて
言ったのに
絶対無理
飛行機乗れない
この体調じゃ無理。
今は無理かもしれないけれど
もうちょっと
元気になってからとか
こちらだって
保険やら
夫との関係とか
色々悩んで提案したのに
(いまだに国際結婚
許してないから!のスタンスの母)
なんだか
がっかりというか
脱力だった。
じゃ
結局どうして欲しいの?
の問いに
さん子だけ
日本に戻ってきて
一緒に暮らして欲しい
と。
へ?
その気持ち
わからないわけではないけれど
そう言ってしまう母に
驚いた。
歳をとって
子供に戻ってしまった?
頭真っ白で
うやむやにして
電話を切ったけれど
独身じゃない私に
言うことに
ショックだった。
お母さん
寂しくさせてごめんね
ではなく
ただただショックなのは
優しくない娘だから。
その後
時間薬なのか
よく
わからないけれど
少しずつ
よくなって
以前と同じくらい
元気になった。
心配したり
無理難題を
言われたり
泣き言を
言われたり
なだめたりの
怒涛の2週間
気がついたら
3キロ減ってた。
何も気にしない
私でも
介護問題は
ダイエットに効くらしい。