普通は

1年に一度の健康診断でしか

会えない主治医だけれど

 

今は

高血圧の薬の

経過観察で

 

3ヶ月に一度会えるのが

とても嬉しい。

 

病気の治療も

大切だけど

 

診察時に

聞かせてくれる

 

いろんな話が

おもしろい。

 

宇宙の話あり

科学の話あり

 

今日は

哲学の話

 

もっと

英語の語彙力があったら

 

いろいろ

突っ込んだ話が

聞けるのに

 

といつものように

自己嫌悪。

 

おすすめの本を

紹介してくれたので

 

頑張って

読んでみよう。

 

そんな中

 

なんでその話になったのか

わからないけれど

 

主治医が

胸ポケットから

 

一本の万年筆を

取り出した。

 

今時期

万年筆を持ってるなんて

珍しい。

 

「3776っていうモデルなんだ」

 

3667?

 

聞いたことがあるような

 

あ、富士山!

 

日本の万年筆らしく

もう数十年も使っている

愛用品でした。

 

またまた

自分で作ったわけじゃないのに

 

図々しくも

誇らしく思ってしまう

日本のおばちゃん。

 

若い頃

がんで手に腫瘍ができた

先生

 

ペンも

上手く持てなくなってしまった。

 

でも

この万年筆だけは

よくしなって

書きやすかったそうで

 

病後の先生を

支えたらしい。

 

なんだか

私まで嬉しくなる。

 

先生曰く

 

字は綺麗じゃないけれど

この万年筆で書くと

 

いろんなホテルで

サインを

すごく褒められる

 

それに

インクを補充すればいいから

エコだしね!

 

とにかく

書きやすいんだよ。

 

と絶賛してくれました。

 

このアメリカの地で

3776を

聞いたのもびっくりだったけれど

 

私が知らない逸品が

日本にはまだまだあるのを

 

今更ながら

思い知った。

 

やっぱり

日本のものづくりは

素晴らしい。

 

プラチナ万年筆さん

ありがとうおねがい

 

私の小さい頃

富士山の高さは

 

ミナナロ

 

と覚えたのを

思い出しました。

 

皆様は?