運転中に

義母からの電話。

 

運転しながら

英語で話すこと自体

 

私にとって

ハードル高いのに

 

相手が

義母となると

 

そのハードルは

空を突き抜ける。

 

知らんぷりしちゃおうか?

 

でも

後で言い訳することを

考えると

 

嫌なことは

早めに済ましたほうがいい。

 

「ちょっと助けて欲しいんだけど」

 

で始まった

義母の話。

 

義母のところに来ている

義妹が

 

リモートで

会議をしないといけない。

 

義母の家では

訪問看護の人が来たり

 

姪っ子怪獣が

うるさくて

 

集中できない

という。

 

そこで

我が家でオンラインミーティング

させてくれない?

 

ってことだった。

 

いつもだったら

全然

いいんだけれど

 

今日に限って

友人と約束がある。

 

お茶して

その後飲みに行こう!

 

なのに

 

義妹が来るのは

そのちょうど間の時間。

 

ちょっとお茶して

帰るのも

残念だけど

 

それしか方法がない。

 

義母のお願いだから

断れないし

 

この長々した理由を

運転しつつ

 

いい感じで

英語で説明できる

自信はない。

 

「もちろん、いいですよ」

 

で電話を切って

悶々とする。

 

久しぶりに会う友人に

断るのも

気が引ける。

 

あー

なんで用事があるって

言わなかったんだろう。

 

自己嫌悪。

 

考えて

考えて

思いついた。

 

別に

私が家にいる必要はない

 

むしろ

私がいない方が

いいんじゃない?

 

じゃ

家の鍵を渡して

 

好きな時に来て

好きな時に

帰って貰えば

いいんじゃない。

 

鍵を義母に

渡しに行く。

 

「急に買い物に行くことになったので

自由に家を使ってください」

 

なんでもピンとくる義母は

 

私が気を使って

出かけることにしたと

思ったらしい。

 

すごく

感謝された。

 

本当は

いい人ぶって

 

自分の好きなように

しただけなのに。

 

ちょっと

罪悪感もあるけれど

 

結果

みんなハッピーで

 

めでたしめでたし。

 

何時に

ミーティングが

終わるかわからなかったけれど

 

夜遅く帰ったら

誰もいなかった。

 

なんかとか

ミーティングは

上手く行ったのかな。

 

終わったよの

テキストも

 

ありがとうの

テキストも

なかったのは

 

通常営業。

 

いいんだけど。