楽しみだった
アイスホッケー観戦は
私にとって
すごくストレスフルな
ゲームになった。
原因は
もちろん夫。
夫の推しのチームは
地元チームじゃなくて
アウェイのチーム。
言ってみれば
東京ドームに
応援に来た
阪神ファン
って感じ。
アウェイチームでも
堂々と
応援したらいいのに
小心者の夫は
それができなかったらしい。
まず
自分の推しのチームの
シャツを着て
その上に
地元チームの
フーディを着て行った。
推しのチーム以外の
ゲームだったら
地元チームを応援する
スタンスなので
両方ある
それも変だけど。
多分
夫の思惑としては
地元チームファンっぽく
スタジアムに入り
席の周りが
アウェイファンだったら
すかさず
地元フーディを
脱ぎ捨てて
アウェイチームを
応援するつもり
だったらしい。
これも
裏切り者感
いっぱいだけど。
しかし
席に着いてすぐ
隣のおじいちゃんに
話しかけられた。
「いゃ〜地元ファンでよかったよ。
アウェイファンだったら
どうしようかと思った」
と夫の地元チームフーディを
見て言った。
「僕もよかったです」
と苦し紛れに
答える夫。
もう
どうやっても
推しチームを
応援することが
できなくなった。
ここからが地獄。
アウェイチームが
得点をすると
悔しがるそぶりを
見せつつ
喜ぶ夫。
そして
地元チームが
得点すると
喜ぶフリをしながら
私の腕を
ぎゅっとつかむ夫。
痛いって😣
そして今日に限って
とったりとられたりの
シーソーゲーム。
二重人格の
ジキルとハイドのように
振る舞う夫
それを見て
あきれる私。
地元チームの得点に
偽りの喜びだからか
ちょっと怪訝そうな
隣の席のおじいちゃん。
今回のゲームは
まわりが和気あいあいで
それも
辛い状況。
地元チームが
得点するたび
みんなで
ハイタッチ!
これが
試合観戦のいいとこなのに
このウツウツした気分は
なに?
アウェイでも
ちゃんと応援したいチームを
大声をあげて
全力で
応援したかった。
最後は結局
地元チームが勝利して
喜ぶフリしつつ
ガッカリの夫。
別に
アウェイチームファン
でも
殴られることは
ないんだから
好きなチームを
応援したらよかったのに
アホな夫。
私まで
不完全燃焼
ストレスいっぱい。
もう絶対
次に取った試合は
アウェイでも推しチームを
応援する!
と夫に宣言しながら
帰った。