レオナルドディカプリオも

ブラッドピットも

いなかった

 

これが

渡米した時に

初めてわかったこと。

 

アメリカに行けば

イケメンが

ゾロゾロ居る

 

っていうのは

ただの思い込みだった。

 

気のいいお兄さんや

親切そうなおじちゃんは

居るけれど

 

やっぱり

イケメンは

そうそう居ない。

 

そんな中

見つけた

唯一のイケメンは

 

ジムのプールの

ライフガード。

 

青春映画で

不良グループの

リーダーにいそうな

 

イケメンだけど

悪そうな男の子。

 

顔もコワモテ

だけど

 

極め付けは

腕から足にかけて

広範囲のタトゥ。

 

見た目

すごく怖くけど

超イケメン。

 

かっこいいけれど

できれば

関わりたくない感じ。

 

かっこいいのになぁ。

 

プールで会っても

 

ちょっと挨拶して

ささっと通り抜けていた。

 

その彼の

正体が分かったのは

 

息子が

ポケモンGOから

帰ってきた時のこと

 

「今日友達ができたよ。

 プールでバイトしてるんだって」

 

「もしかして

 すんごいタトゥあったりする?」

 

「あるある!」

 

あの子だ!

 

聞いてみると

すごいいい子らしい。

 

息子が

ジムで会うと

 

トレーニングの

メニューを見直して

くれたりして

 

なかなか

気が利くらしい。

 

それにしても

あの見た目で

ポケモンGO!

 

想像すると

可愛すぎる。

 

そのあとプールで

恐る恐る

挨拶してみると

 

爽やかに

挨拶してくれた。

 

挨拶もしない

コミ症の

ライフガードが多い中

 

しっかり目を見て

大きな声で

挨拶してくる。

 

監視する椅子の隣に

ある飲み物も

 

牛のマークの入った

チョコレートミルク。

 

見た目とのギャップが

面白すぎる。

 

車椅子のおばあちゃんの

お世話をしたり

 

くるくる

よく動き回っている。

 

なかなかいい青年。

 

強面の顔や

タトゥで

人を判断してはいけなかった

 

反省。

 

でも

あのタトゥ

 

なんで

入れたのか?

 

入れる時

痛くなかったのか?

 

いつも

聞きたい衝動に

かられます。

 

聞けないけど。