母との

長いビデオ通話が

辛い

 

とブログに書いたら

突然無くなった。

 

もしかして

母がブログ見てる?

 

あまりの

タイミングの良さに

一瞬そう思ったけれど

 

スマホも使えない母が

見られるはずはない。

 

真相はこう

 

ことの始まりは

エアコンの故障。

 

新しいエアコンを

取り付けるため

下見にきた人が

言うには

 

エアコンと光ケーブルが

同居していて

切ってしまう可能性がある。

 

光ケーブルを

一度外し

 

エアコンがついてから

再度付け直さないと

いけないらしい。

 

しばらく

Wi-Fiが使えなくなるけれど

 

電話があるから

大丈夫!

 

そう思っていた

母と私

 

しかし

家の電話も

半月ほど使えなくなると

外してから言われたらしい。

 

でも

携帯があるから

問題ないよね

 

ということで

思いがけず

願っていた通りに

 

長いビデオ通話が

無くなった。

 

それでも

最初の携帯電話での通話は

1時間。

 

長いけれど

2時間よりはマシ。

 

それに

姿が見えないから

 

食洗機に食器を入れたり

洗濯物を畳んだり

 

今まで

できなかった家事が

 

話しながらだけど

サクサクできる。

 

いつもは

ビデオ通話が終わってから

 

夜中に

一人家事をすることにも

嫌気がさしていた。

 

おしゃべりしながら

家事をされるのが

 

片手間でみたいで

母は嫌がる。

 

終わるまで

話をせずに黙って待たれると

 

家事をする気も

なくなる。

 

それが

電話が終わる頃には

家事も終わって

 

時間を

無駄にしなくて済んで

 

電話の方が

ビデオよりずっといい。

 

そして迎えた

二回目の電話。

 

電話の方がいいと

思っていたのは

私だけで

母は違ったらしく

 

言うことだけ言って

15分くらいで

 

さっさと電話を

切ろうとする。

 

あまりに早くて

 

「もう

言いたいことないの?」

 

って聞く私に

 

「もう言いたいことは言ったから

大丈夫!」

 

の母。

 

電話を切った後に

思ったのは

 

携帯をずっと持っているのも

高齢な母には

大変だし

 

携帯だと声だけで

母の耳では多分

よく聞こえないんだと思う。

 

それで

長電話がしずらかったのかも

しれない。

 

長電話を

覚悟していたから

 

急にポッカリ

時間が空いて

嬉しいけれど

 

そう思うのが

悪いような。

 

でも

ちょっと

嫌気がさしていた時期に

 

ビデオ通話

ができなくなるなんて

 

神様のプレゼント!

なの?

と思ってしまった。

 

半月休んだら

この疲れた気持ちも

少しは癒されて

 

ちょっとだけ

母に優しくできるようになると

いいな。