「ガレージにネズミがいる!」

 

ガレージからキッチンに

戻ってきた夫。

 

朝イチに

そんなこと言われても

頭がついていかない。

 

ガレージから裏庭に

出ようとしてた夫が

 

ネズミハウスに入ろうとしている

ネズミを発見したらしい。

 

今は

ネズミハウスに

居ると言う。

 

実は

うちには

ネズミハウスがある。

 

以前

義両親のうちと

義姉うちに

ネズミが出た時

 

ネズミの毒餌を

Amazonからわざわざ取り寄せて

ネズミの家を作った夫。

 

そんなこともあったけれど

すっかり忘れていた。

 

その時は

ネズミ捕りなんて

ネズミが出てからでいいんじゃない?

 

と、冷ややかに言ったのを

覚えてる。

 

しかし今日は

その夫にグッドジョブ!

 

さて

そのネズミハウス

毒餌を食べれば

駆除できるけれど

 

即効性はなく

だんだん食べられなくなって

死んでいくという。

 

それって

いつまでもガレージにいて

 

そこで

干からびていくってこと?

 

それも嫌だ。

 

靴の中で

お亡くなりになっていたらと思うと

 

もうどの靴も

安心して履けない。

 

とにかく

いますぐに

お引き取りいただきたい。

 

意を決して

夫と共に

様子を見に行く。

 

初めて

しっかりネズミハウスを見てみると

結構よくできてる。

 

Amazonの段ボールに

対角線上にちっちゃな入り口が

立派についている。

 

「こんなところに

Amazonの箱届いてたんだ?」

 

と私が間違って開けないように

MOUSEと

大きく書いてある。

 

そのネズミの素敵なうちを

観察してると

 

入り口から

顔を出すネズミ。

 

いた!

夫の見間違いじゃなくて

本当にいたんだ。

 

ネズミを見て

やっと信じる私も

結構ひどい。

 

そして

ちょろちょろ出てきた。

 

わっ

結構小さくて

可愛い

と、不覚にも思ってしまう。

 

でも

ネズミは害虫。

 

心を鬼にして

夫と箒で挟み撃ちにする。

 

夫の一撃で

気絶したネズミを

箒でガレージから

掃き出す。

 

でも

ここじゃ誰かに踏まれちゃう。

 

もう使う事も無くなった

ホッケースティックで

ネズミを遠くに飛ばす夫。

 

いらないと思っていた

スティックが

 

こんなところで役立つなんて

捨てられない夫で良かった。

 

これで

リスさんが遠くへ運んでくれたら

無事終了。

 

朝っぱらのネズミ騒動

なんとか解決

 

安心して

ガレージのドアを開けられる。

 

いつも起こらないことを

心配して

 

要らないことまで

する夫

 

でも今回だけは

初めて心配性で良かった。

 

これからは

最初から否定せずに

 

もうちょっと温かい目で

夫のすることを見られそうです。