高速道路で

よく遭遇するのは

 

追越車線を

ノロノロ走る車。

 

なぜ

その車線を走る?

 

走行車線で

いいんじゃない?

 

今日も

当たってしまい

 

ゆっくり走る車の後ろを

ついて行くように

走る夫。

 

後ろから来られたら

普通なら

右に寄るのに

 

それでも

マイペースに

追越車線を走る車。

 

右側からは

抜けないから

 

車間距離を取りながら

ついて行くしかない。

 

その時

右の走行車線から

一台の車が

爆走してくる。

 

びっくりして

クルッと見ると

もっとびっくりが!

 

窓を開けて

立ててはいけない指を

立てている。

 

なに?

 

多分

遅い前の車に向かって

やっているサイン

だと思うけれど

 

うちの車を

通り過ぎる時から

立てている。

 

実際に見たのは

多分渡米して初めて。

 

映画やドラマで

見たことはあるけれど

 

実生活で本当に

する人がいるなんて

 

結構衝撃。

 

そしてこれは

ヤバい奴。

 

こんなところで

そんな指立てるなんて

普通の人じゃない。

 

絶対近づいたら

ダメな奴。

 

でも

ここにも

別の意味でヤバい奴が

乗っていた。

 

その指を見た時

車の空気が

サッと変わった。

 

ダメだ、夫が

その車を追いかけちゃう。

 

このサインは

夫を

 

いえいえ

多分アメリカ人ならば

全員を

 

一瞬で

沸騰させてしまうはず。

 

ここ

日本人の私には

絶対理解できないところ。

 

止めなきゃ!

 

「お願いだから

 あの車に近づかないで。

 絶対変な人だから

 この距離保って」

 

今回は珍しく

私のいうことを

聞いた夫。

 

何事もなく

家に帰れて

ホッッとする。

 

あの指

本当に一瞬で

人を激昂させる。

 

夫だけだと思ったら

息子も

かなり敏感。

 

当たり前だけど

今までで一度もしたことは

ないという。

 

よかった、よかった。

 

アメリカ人として

生きていると

身につく感情なのか

 

DNAなのかは

わかりませんが

 

アメリカ人

あるあるです。

 

日本人の私は

人差し指が汚れていたら

 

中指使って

テキストしちゃうこともあるし

 

電卓も

つい中指でボタンを押す

こともある。

 

人前では

絶対しないようには

しているけれど

 

無意識にやってしまい

気がついて

自分で自分に

ギョッとすることもある。

 

たかが指のサイン

こんなに重い意味が

あるなんて

 

住んでみて

初めて知りました。

 

日本のテレビや

YouTubeで

 

若者がふざけて

このサインをしていると

 

老婆心ながら

心配になります。

 

間違っても

外国の方に向かっては

しないように

 

ハラハラしながら

祈ってます。