100人に一人
これは
日本で
自転車に乗れない
大人の割合。
100人中
たった一人だけ
自転車に乗れない大人が
いるらしい。
その一人は
うちの息子。
日本在住じゃないから
ちょっと微妙ですが
正真正銘
乗れません。
その息子が
今更ながら
自転車に乗りたい
という。
どうして?
横浜の友達のうちに
数人で泊まった時
次の日は
レンタル自転車で
中華街まで行こうぜ!
という話になった。
自転車に乗れない息子は
内心ハラハラ
でも
今更乗れないとは
言えないから
涼しい顔で
成り行きを見守った。
結局
神様は息子に微笑み
めんどくさいから
電車で行こうぜ!
になったらしい。
その経験が
かなり強烈だったらしく
このまま
自転車に乗れなかったら
マズイ
と今更思ったらしい。
アメリカに戻ったら
絶対乗れるように
特訓する!
を忘れなかったのか
自転車の練習を
開始する息子。
まずは
自転車の調達。
義母のところに
姪っ子(小学生)の
自転車が置いてないか
聞いてみると
お向かいに住んでいる義姉が
なんと自転車を
持ってるという。
家族が
固まって住んでいるのを
初めてよかったと思った。
義姉の
水色で可愛い自転車
息子には
小さめで
足が着くサイズが
ちょうどいい。
まずは
転んでもOKな裏庭で
足漕ぎから始まり
その後は
私道の砂利道
最後は
家の前の
アスファルトの道路を
爆走できたら
めでたく終了。
練習に
付き合っていた夫
1時間をすぎたら
飽きたのか
家に入って来た。
「なんで乗れないのか、わからない」
スポーツだけは
抜群の夫には
100年経っても
理解できないでしょう。
それでも
一人で粘ること
1時間半
「見に来て!」
の声に行ってみると
フラフラしつつも
なんとか
乗れるようになっていた。
ただ
このふらふら状態を
自転車が乗れる!
って言えるのかは
本人自身も微妙。
でも
誰の手も借りず
一人で乗っているので
激甘ですが
一応乗れると言っても
いいのではないかと
ただ
明日からも
練習は必須ですが。
それにしても
19年も
乗れなかったのに
やっぱり
強い動機って
すごく大切。
今回は
今までと違って
本気だった息子。
嬉しすぎて
「これで履歴書に書けるわ!」
と変なテンションの息子。
やっぱり
乗れないのは
息子なりに
恥ずかしかったんだろうな。
恥ずかしさパワーの
凄さは
侮れない。
19年かけて
克服できて
よかったけれど
それでも
履歴書には
書けませんから。
颯爽と自転車に乗るおばあちゃんを、信じられない息子