「母の日のプレゼント
君の分と母の分
注文しておいて」
夫からの指令。
夫の母じゃないけど
私にもプレゼントくれるのは
ナイス。
しかし
独身時代からの
夫のプレゼントは
いつも微妙だった。
女兄弟が多いからか
イベントごとの
プレゼントは
絶対外さないのに
プレゼントの中身は
絶対外す。
趣味があまりに
違いすぎ。
なので
結婚してからは
私が好きなものを
自分で注文するシステム。
なによりもいいのは
義母に
夫からと言って
プレゼントを見せると
義母も喜ぶし
夫の株も上がるので
全員ハッピー。
そんな母の日が近づくと
思い出す
息子の言葉。
「ママが恥ずかしかった」
これを聞いて
本当に
一瞬心臓が止まった。
いつかくると思っていた言葉。
ママが日本人だから?
ママがアジアンだから?
みんなのママと違って
アメリカ人じゃないから?
ママがクールじゃないから?
背が低いから?
ちょっとぽっちゃりだから?
それで
ママが嫌だった?
頭の中を
いろんな考えが駆け巡る。
息子が高校生の頃
一緒に行かないと
いけない場所があった。
友達に会う可能性も
ある。
それで
軽い気持ちで聞いた。
「ママと一緒で
恥ずかしくない?」
その答えが
「今は大丈夫。
でも、中学生の頃は嫌だった!」
そうなの!
と、ここで最初の思考に戻る。
ママ、嫌だったんだ
と、ショックを受けていると
息子曰く
「誰だってそうでしょ。
中学生の頃
親といるのは恥ずかしいよ。
でも、今は大人だから
もう平気」
ということで
一件落着。
なんか過剰に反応してしまって
少し恥ずかしい。
でも
いつも私の心の底に
日本人ママで
嫌じゃないか?
ネガティブ思考を
持っていたことを
改めて実感。
できるだけ
普通のママみたいに
振る舞いたいのに
習慣も考え方も違うから
難しい。
そんな気持ちが
反応してしまった。
結局
笑い話で終わったから
よかったけど
自分の深層心理に
気がついた出来事でした。
でも
よく考えてみると
息子が中学の頃
よくボランティアで
学校に行ってたっけ。
仕事してるママが
多かったから
専業主婦の私は
先生にも重宝されて
一番に声かけてくれていた。
息子の様子も見られるし
ほいほい行ってたけど
嫌だったわけね
今思うと
かわいそうだった
ごめん息子。
でも
もっと早く言ってよ。