アメリカの

痛みのコントロールは

 

数少ない

大好きなところ。

 

絶対痛みは感じさせない!

っていう

使命感を感じる。

 

無痛分娩は

痛みを感じることなく

 

大腸検査に至っては

寝てる間に

終わってる。

 

歯の治療なんて

最初の麻酔の

チクリさえ

我慢できたら楽勝

と思っていたのに

 

今回は

全く違ってた。

 

最初の麻酔が

超絶痛い。

 

神経に刺さったように

身悶えしてしまう。

 

でも

時間が経てば

大丈夫

 

麻酔が効けば

大丈夫。

 

そう

自分に言い聞かせたのに

 

治療が始まると

ドリルが痛い。

 

こんなこと

初めて。

 

痛みに耐えながら

まわらない頭で

考える。

 

あの麻酔の痛みと

この痛み

どっちが痛い?

 

絶対あの麻酔。

 

それなら

治療の痛みを

我慢した方まだマシ?

 

私は我慢強い日本人

このくらいは

我慢できるはず

 

と心を決め

我慢したけれど

 

やっぱり途中で

右手を挙げた。

 

治療を中断して

再度麻酔。

 

麻酔がかかっている

はずなのに

 

じっとしてられないくらい

すんごく痛い。

 

結局その後

もう一度追加

 

3回の麻酔で

やっと

穏やかな気分で

治療ができた。

 

この後

根幹治療もあったから

我慢するなんて

バカな選択だった

 

でも本当に

帯状疱疹と並ぶくらい

痛かった。

 

治療が終わって

一安心だったけれど

 

やっぱりただでは

返してくれない。

 

会計は

前回間違った

見積もりを出した

受付の人。

 

「保険カード、要ります?」

もう間違えさせないと

差し出すと

 

前回もらったから

必要ないという。

 

そ れ な の に

 

見積もりプラス600ドルの料金を

請求された。

 

今度はどんな間違いニコニコ

 

持ってきた

見積書を渡すと

 

「OK、なおしておくね」

 

なおしておくねって

なんですかひらめき

 

間違いのお詫びも

もちろんないし泣き笑い

 

どこから

その金額が出てきたのかも

不明目がハート

 

遠足は

家に帰るまでが遠足

 

歯科は

歯科のドアを出るまで

気が抜けない場所。

 

 

前回の戦いの話。