義妹一家が
春休みで
義母のところに来ている。
コロナが怖くて
実家に泊めてくれない母とは
大違い。
ちょっと嫌味を込めて
義妹が来ていることを
母に言ってみる。
「そうなのね」
って
全然嫌味が効かなくて
ちょっと的外れ。
意地悪なんて
するものじゃないから
伝わらなくてよかった。
義母のうちで
ウェルカムの夕食会が
開かれる。
いつもは
デリバリーのピザだけど
今回は
ジャージーマイクスサブズの
サブサンドイッチの
テイクアウト。
「なに食べたの?」
の母の問いに
サブサンドイッチは
きっとわからないから
「サンドイッチ!」
と私。
ここから話は
混乱していく。
「アメリカでも
サンドイッチは
食パンのパンなの?
きゅうりとかハムとか
挟んであるの?」
「そういうサンドイッチじゃなくて
フランスパンみたいな
細長いパンに
野菜やお肉系を挟むやつ」
きっと
伝わってない。
高齢の母が
サブサンドイッチを
想像できるはずもない
私の説明も
悪いけれど。
ここは諦めて
次の話題に。
「お茶とか飲み物は
なんなの?」
うちの場合
夫がダイエット飲料で
私が水
自分が飲みたいものを
持っていく。
少しでも
義母の手を煩わせたくないし
持っていった方が
気が楽。
でもきっと
ここで母は?に
なってるはず。
日本のお客様を
イメージして
たくさんの人に
お茶を出すだけでも
大変って思ってるし
お茶に変わるものが
アメリカではなんなのかも
わかってないはず。
自分で水を持っていく
という話に
「やっぱり
アメリカは違うねー」
で話が終了。
私だって
友達の家で
何も出ないのも
びっくりしたし
冷蔵庫を開けられて
なに飲む?
好きなの取って!
って言われて
勝手に取っていいのか
最初はモジモジした。
経験して
やっと理解する日々だから
話だけを聞いてる母には
理解できないことばかり
なんだろうな。
一度もアメリカに
来たことがない母を相手に
わからないものを
説明する日々です。
国際電話で
料金を気にしながら
話していた頃に比べたら
月とスッポンだけど
動画だけじゃ
伝わらないことも
いっぱいある
やってみるとか
見てみるとか
経験に
勝るものなしです。
実家に帰りたい私とコロナ恐くて家にきてほしくない母の話。