義実家から

ため息をついて

夫が帰ってきた。

 

「義両親の

ソーシャルセキュリティナンバーが

盗まれた」

 

盗まれたって

どうやって?

 

義両親の弁護士を名乗って

電話をかけてきて

ソーシャルセキュリティナンバーを

聞いたらしい。

 

なんの疑いもなく

教えた義母も

問題だけど

なんといっても高齢者

 

今日になって

おかしいと

気づいたらしい。

 

とにかく

関係するところに

連絡を入れる

夫と義兄弟。

 

他人事には

思えないくらい

 

ソーシャルセキュリティナンバーの盗難で

クレジットカードを作られたり

ローンを組まれたり

私になりすますこともできる。

 

どんなことになってしまうのか

想像するだけで恐ろしい

 

ほっとかないで

対処できる子供たちが

近くにいてよかったね、お義母さん。

 

アメリカに来て

初めて手にした

ソーシャルセキュリティナンバー。

 

この時びっくりしたのが

アメリカ人なら

この10桁の番号を

暗記してるということ。

 

なんでも忘れてしまう夫でも

これだけは完璧です。

 

そんな夫を横目に

どのくらい重要なのか

最初はピンと来なかったけれど

 

とにかく

人に絶対言ってはいけない番号

と教え込まれた。

 

ただ

そんなに大切なカードなのに

ペラッペラの紙に

印刷されただけのものが

送られてきた時は

笑えましたが。

 

でも

そんな大切な番号なのに

いろんな書類に

書く機会がある

 

病院のレジストリーにも

ソーシャルセキュリティナンバーを

書く欄がある。

 

「病院だから書かなきゃいけない?」

と夫に電話で聞くと

 

「空欄でOK」

 

その通り

書かなくても

別に聞かれることもない。

 

一体

ソーシャルセキュリティナンバーの欄って

必要なの?

 

そのあとも

入会書類や

子供の書類

いろんな書類に

ソーシャルセキュリティナンバーの

欄があるけれど

 

極力書かないようにし

どうしても必要な場合のみ

確認してから記入している。

 

教える時にも

対面で

紙に書いて渡し

終わったらその紙は

必ず返してもらって

自分で廃棄。

 

それくらい重要な番号。

 

今回の件で気がついた

もう一つの番号

 

日本の親の

マイナンバーカード

 

「よくわからないし

手続きが面倒」

 

ということで

まだマイナンバーカードを

持ってないけれど

 

今後

保険証や免許証と

本格的に使われるようになったら

持たざるを得ない。

 

もし今回のように

盗難されたら

 

関係部署に連絡したり

警察に盗難届

役所に再発行手続き

高齢の親ができるとは思えない。

 

いろんなものに

紐付けされるらしい

マイナンバーカード

 

実際使ってないから

私もよくわからないし

 

犯罪も

日々進化するから

高齢の親が自分で守り切れるのかも

心配。

 

いろいろなものが

電子化する中

便利になった反面

今まで必要なかった心労が

増えた。

 

とにかく

情報が漏れないように

注意し

 

クレジットカードの明細

銀行の明細に

目を光らせることで

自己防衛します。

 

皆様もお気をつけください。