実は
楽譜が読めません
ABCで。
私が日本で習ったのは
ドレミ。
アメリカでは
CDEFGABが
ドレミファソラシド。
どうして
Aから始まらないのか
そこがまず疑問
バイオリンの先生に
Cの音、ちょっと高いね
って言われると
固まってしまう
Cはドレミのどれ
Cはどこ
一瞬でいろんなことが頭をよぎり
最後はフリーズ
私の反応を見て
先生がその音を弾いてくれる。
その音を聞いて
やっとわかる
楽譜が読めなくて
どうやってバイオリンを弾くのか
答え:
楽譜の位置と
弦の位置を覚えて弾く。
このバイオリンの弾き方で
合っているのかどうかも不明
ピアノを弾いていたときは
弾きながら
ドレミを心の中で
歌っていたような気がする
バイオリンでは
全くドレミは歌えない
同じ楽器でありながら
バイオリンとピアノは
私にとって全く別物。
習っていた頃は
大嫌いだったピアノ。
習い続けた意味は
全然なかったと
ずっと思ってきた。
ピアノも無駄だったし
月謝ももったいなかった。
才能もなかったのに
よく親も辞めさせなかったと思う。
レッスンの土曜日
今でも行きたくない気持ちを
思い出せる
アメリカに来るんだったら
ピアノじゃなかったよね
茶道や華道
着付けを習っていたら
役に立ったかもしれない。
ってずっと思っていた、
バイオリンを習うまでは。
なぜか
ピアノで弾いたことがある曲は
楽譜がなくても
バイオリンで弾けることに最近気づいた
難しかったショパンでも
恐る恐る弾いてみると
バイオリンだと旋律だけなので
思ったより弾ける。
指の動きを
覚えているから?
バイオリンで弾ける曲が
思いがけず増えて
ピアノを習っていたこと
無駄じゃなかった
この歳になって
やっと思えました
ドレミ以外で音楽を習っている皆様
楽譜読むの
大変じゃないですか?
バイオリンを始めたきっかけとバイオリン愛を長々と語っている話。