ただ弾いてみたくて
大人になってから
バイオリンを始めた。
小さい頃
田舎で育った私が習えたのは
ピアノくらい。
近所にバイオリン教室なんてなかったし
バイオリンを習っている友達もいなかった。
遠い存在だったからこそ
憧れのバイオリン
それが、アメリカでは
バイオリンは
日本のピアノのような立ち位置
レンタルもできるし
Amazonには
100ドルくらいのバイオリンもある。
よし
まず息子を習わせて
そのバイオリンを拝借して
自分で弾く計画。
完璧
誤算だったのは
息子もバイオリンを弾きたがり
一つのバイオリンを
二人で取り合いながら
練習することになったこと。
今思えば
ハーフサイズのバイオリン
よく弾けたと思う
そんなこんなで
見かねた義母が
クリスマスにバイオリンを買ってくれた。
最初は
ドラえもんのしずかちゃん並みのバイオリン
音が、超絶汚い。
それでも
めげずに続けられたのは
あるYouTubeを見たから。
ある北欧の女の子(二十歳くらい?)が
大人になってからバイオリンを始める。
自己流で練習した、2年間の記録。
最初のギーコーギーコーは
私と同じ
バイオリンに
目印のテープを貼っているのも同じ。
だんだん
手の動きや
ボウイングも良くなる。
途中で新しいバイオリンにしたり
パイレーツオブカリビアンの曲を弾いたり。
バイオリンを弾きたいっていう
真摯な気持ちが感じられて
すごくいい
それに
その子がとっても可愛いから
見ているのも楽しい
(オヤジ目線)
2年経った最後の曲を
気持ち良さそうに
バイオリンを弾く姿にやられた
子供の頃から始めたわけじゃないから
バイオリニストみたいな上手さはない。
でも
弾いてる姿がとても楽しそう
私のバイオリンも彼女と同じ。
うまさじゃなくて
自分が楽しめるバイオリンでいい。
おばさんから始めても
上手くならないのに
やる意味がわからない
って思われてるなぁって
自分でも思う。
でも
バイオリン弾くの、楽しいよ
周りは迷惑だけど
クラシックだけじゃなく
アニソンやJPOP
自分が好きな曲が弾けるようになって
ますます楽しくなった
ウォーミングアップに
鬼滅の刃や
YOASOBIの曲を弾くと止まらない。
ふと気がつくと
息子のウォーミングアップ曲は
進撃の巨人だった