「テニス部のトレーナー、買っておいて」
ハイハイ。
この暑い夏に
もうトレーナーですか
この大したことのないトレーナー
学校名と自分の名前が入るので
微妙に高い
学校や
スポーツチーム
ボランティア
色々な団体に属すると
もれなくついてくるほど
アメリカでは
名入りTシャツをよく作る。
特に
大学名が入ったものは
よく見る
プリンストンの帽子をかぶって
スーパーなんかで買い物してると
声をかけられる
「私もプリンストン出身だよ。」
それも
結構いい歳のおじいちゃん。
その時代にプリンストンなんて
聡明で家柄もよかったんだろうなぁ
と思いつつ
プリンストン出身じゃない私は
「そうなんですか?
あはは、私のは頂き物なんですよ
それにしても
プリンストン、素敵な大学ですね。」
なんて言いながら
そそくさと
その場を離れることにしている。
名入り帽子
結構危険
学校に対する愛校心が
皆さん本当に強い。
未だに義父は
自分の出身大学の
Tシャツをよくプレゼントされる。
プレゼント選びに困った時
相手も喜ぶ
お助けグッズである。
息子も例に漏れず
高校のTシャツやショーツを
愛用している。
出かけるとき
普通の服と同じように着るので
恥ずかしい気持ちはない
と思う
サマーキャンプやボランティアで貰った
Tシャツは二度と着ないから
やっぱり高校は特別らしい。
仲間意識みたいなものなのかな
それにしても
貰ったTシャツ、着ないんだったら
せめてパジャマにしようよ
もし
自分の高校や大学のTシャツがあっても
やっぱり私には
名入りの服は恥ずかしい
喜んで着ている息子を見ると
私にはない愛校心を
持っている息子が
ちょっぴり羨ましい