義父が骨折で入院しました。
義父の病室は、ひろびろとしていて、トイレシャワー完備、まるでホテルのよう。
そして、なぜかとっても居心地がいい。
食事の介助をしながら、『ハリーポッターと賢者の石』を見終わるくらい滞在しても、疲れません。
理由は、大きめのソファとリクライニングチェア。
とても座り心地が良くて、いつまでも座っていたくなります。
日本の父が入院していた時のことを、思い出しました。
4人部屋だったので、大きな声で話せず、カーテンで仕切られた空間は、なんとなく息苦しかったです。
そして一番の問題は、ベッド一つに付き、折り畳み椅子がひとつだけ。
母、息子、私で行くと、座れるのは、母だけです。
用事を済ませたら、さっさと帰る、そんな感じでした。
今思うと、もっとゆっくり父と話したかった。
それに比べて、アメリカの病院は、患者だけでなく、患者の家族にも優しいように感じます。
気兼ねせずに、ゆっくりおしゃべりできて、義父も嬉しそうだったし、思ったより元気で、ジョークも言える義父に、夫も私も安心しました。
高額医療費の恩恵と言ってしまえばそれまでですが、やっぱり病気の時だからこそ、ゆっくりそばにいられる環境は、うらやましい。
私も入院したら、と想像しましたが、医療費の高いアメリカ、一体入院にいくらかかるのか、考えるだけでも恐ろしいです。
怖いもの見たさで、一週間の入院費、義母に聞いてみたい。
もちろん聞けませんが。