それは、ピクニックバスケットです。
このバスケットは、Crate & Barrel で買ったものです。
お店で見つけて、お話の中に出てくるようなこのバスケットに、一目惚れです。
使うためではなく、やっと出会えた、という気持ちで買ってしまいました。
レジで店員さんに「ピクニックが楽しみね。」と言われ、「あ、これは、本当にピクニックに使うバスケットなんだ。」と今更ながらに思い、ピクニックに使う目的じゃない私は、返答にモゴモゴしました。
私の最初のバスケットは、修学旅行用に買ってもらった、籐のトランクバスケットです。
開けるたびに、中の赤いギンガムチェックの柄が嬉しくて、何度も何度も開け閉めをした、思い出があります。
渡米したときは、飛行機に乗せることができる分だけ持ってきたので、大半のものは処分せざるを得ませんでした。
そのときに、このバスケットも、もう使うこともないと、処分してしまいました。
今となっては、とっても後悔してます。
そのトランクバスケットから、バスケット熱が始まった気がします。
このピクニックバスケット、私にしては珍しく、使用頻度は100%です。
それどころか、2重使いしています。
一つは、普段食べるお菓子入れとして、使ってます。
何かあるかなと、覗くのが楽しみなように、少しづついろんな種類のお菓子をストックしています。
たまに、下の方に、忘れていたお菓子があって、自分自身がラッキーと思うことも、よくあります。
もう一つは、ポットラックパーティのときに、作ったものを運ぶために使います。
平らに入れられるので、ケーキのようにそっと持っていきたいものや、水分があるお料理を運ぶときに便利です。
車の中で、転がったりしないので、気を使わずに持って行けます。
取り出すときも、何が入っているか、ワクワク感がありそうなバスケット。
大したことのないお料理も、少々グレードアップさせてくれるんじゃないかという、淡い期待を持ちつつ使ってます。
今は、ポットラックパーティーもないので、うちでお菓子入れ一筋で働いてます。
小さな頃、『大草原の小さな家』や『赤毛のアン』、『アルプスの少女ハイジ』に憧れていました。
そのお話の中に、必ず出てきたピクニックバスケット、大人になってやっと手に入れることができました。
いくつになっても、憧れのバスケットです。