ニュースで見た事があった、「ペイイットフォワード」。
本当にありました。
日本語にすると、「恩送り」っていうみたいです。
近所のChick-fil-A に、ランチを買いに行きました。
ドライブスルーのお会計のところで、「前の人が、もうお支払いしてます。」と言われて、最初は何が起きたのか、わかりませんでした。
スターバックスで、二日で750人が、他人にコーヒーを奢った、というニュースを、以前読んだ事があります。
こんな映画みたいな事が起こる都会もあるんだな、と思っていたので、自分の身に本当に起きた時、嬉しいより先に驚きでした。
前のFordのトラックのおじさんらしいので、クラクションを鳴らして、手を振りました。
手を振りかえしてくれたので、あのおじさんです。
驚きですぐ帰ってきてしまいましたが、次の人のを払った方が良かったのかなと、キッチンでポテトをかじりながら、反省です。
ALDIでは、25セントを払って使うカートを、時々、「これ使って。」と渡してくれる人がいます。
25セントを渡そうとすると、「次の誰かに渡してね。」と受け取らないで去っていきます。
こんな小さなペイイットフォワードは、何回もありましたが、知らない人にランチを奢ってもらうのは、初めてです。
自分でするのは、ちょっと恥ずかしいですが、あのFordのおじさんみたいに、カッコよくやってみたいです。
なんて言えばいいんでしょう?
「後ろの人のお会計も、一緒にね。」って感じでしょうか。
考えると、怖気付いてしまいそうなので、まず、行動してみます。
ちょっとの勇気で、この嬉しい気持ちを誰かに届けられたら、それで自分も嬉しくなりそうです。
凹む事が多いアメリカ生活ですが、こんな事が起こると、そんなに酷いことばかりじゃない、と思えます。
2020年最後の、クリスマスミラクルでした。