夏祭りだったら、嬉しいですが、犯人は炊飯器です。
毎回毎回、ご飯を炊くたびに、「ピーヒョロヒョロ」とまるでお囃子の笛のようです。
それも、小さい音ではなく、かなりの音量で、これが始まると、キッチンからみんな逃げ出すほどです。
3ヶ月前くらいに、なんの前触れもなく、急に始まりました。
似たような症状の炊飯器を持っている人が、YouTubeを上げていたので聞いてみると、うちとは違って、可愛い「ピーヒョロヒョロ」でした。
この炊飯器、最初から手が焼ける子でした。
アメリカのアマゾンでも、炊飯器を買えますが、シンプルな機能しかついてないものでも、日本よりずっと高価です。
意を決して、日本で買うことにしました。
困ったのは、運び方です。
預け荷物では、きっと投げられる。
日本の空港では無事でも、アメリカのどこかの空港では、100%投げられる。
なので、重いけど、手荷物にしました。
しかし、本当に、半端なく重い。
帰国の前日に、炊飯器のためだけに、折り畳めるキャリーカートを購入しました。
これで、乗り換えもバッチリです。
こんなに苦労して持ってきたのに、早速使ってみると、炊飯の途中で止まってしまうのです。
何度やっても、ダメでした。
せっかく持ってきたのに、重かったのに。
相談した駐在のお友達の「変圧器かも?」の言葉で、変圧器を使ってみると、ちゃんと炊飯できました。
それも、美味しく。
いままでの炊飯器は、変圧器を使ったことはありませんでしたが、今回のこの子は、結構繊細みたいです。
手がかかったけれど、それ以降、毎日働いてくれた炊飯器。
国外で使っているので、保証も効かず、修理に持って帰るのも無理。
蓋の部分にご飯が詰まっている可能性もあるので、念入りにお掃除してみましたが、相変わらずです。
毎日、「ピーヒョロヒョロ」を聞きながら、いきなり爆発したらどうしようと、ドキドキしながらご飯を炊いてます。
一応、壊れた時のプランを考えてみました。
その1 アメリカアマゾンで、泣く泣く買う。
その2 炊飯器を断捨離して、お鍋で炊く。
棚もスッキリして、ちょっとミニマリストに近づけるかも。
その3 ストウブのラ ココット デ ゴハンを、アフタークリスマスセールで買っちゃう。
最近、よく目にする、ストウブのご飯を炊くお鍋。
おいしいご飯が炊けるんだったら、思い切ってもいいかもしれません。
でも、重いのがちょっとネック。
18cmのルクルーゼを洗うのが、精一杯の私。
毎日洗うと思うと、ちょっと後ろ向きな気持ち。
考えている間は、壊れませんように。