今年のLIVE初めは両親と妹2nd、妹1st+旦那と私の6人で行った30日の虎姫一座でした。明日でプレイヤー引退するシュクさんのステージは観に行けませんが月一の虎姫一座はしばらく続きそうで、コーラスワークがホント好き。
(このエントリーは父兄とメイトな皆さん向けで、P.T.A.な皆さん向けには書かれていませんので悪しからず)
「Perfume姐さん達の謙虚さの根源はなんなんだろう?」などと、まぁどうでも良いっちゃ良い話から入る事にしました。Perfume姐さんを観る限り、必要悪とも言えるぐらい謙虚である事に異論のあるP.T.A.会員は少数派だと思います。近頃、その根源はどこにあるのか、などと改めてつらつら思ったりする訳であります。
そこに触れるにはやはり「BEEHIVEまでさかのぼらずにはいられない」訳でありまして、(今更な話ですがあえて)上京当時の彼女達は周りの評価も自覚も共に「広島の芋ネェちゃん」で有った事に異論は無いでしょう。
時期的には、BEEHIVEとは多少距離をとっていたと思われる「BUZZ」(amuse現役では虎姫一座のシュクさん・なおさん)や直系も直系、BEEHIVEの核を担っていたBUZY(elevenplay丹羽さんや當山奈央さんら)やBOYSTYLE(NHK朝ドラ「ひとみ 」や 森先生のラジオでお馴染み田野アサミさんら)やソロな姉さん達とBEEHIVE寮で「中3から高3」まで四年間も過ごしたPerfumeは末っ子な存在だった訳で、陽の目を見なかった「才能」を目の当たりにしつつ四年間を過ごしたPerfume。歌もダンスも敵わない諸先輩方がバタバタと倒れ、自らもいつ契約を切られるか戦々恐々としながら高校生活を送っていた自分達。そんな自分たちが売れたからといって「必然」などと鼻高々思えなくても不自然ではないのです。ポリ以降毎年20億円ぐらいは売り上げてるのだから、ちょっとぐらい鼻高々しても悪くはないと思うのですが…
まぁ、10周年を迎えて少しは自信も出てきたのか、「ミスもトラブルもプロ根性で乗り切る」などとMCで普通に言うようになってきたのは好ましい傾向だと思っています。
そんなPerfumeが事務所の「音楽グループ女子チーム」の旗頭にいる訳ですから、事務所の指導ももちろんあるでしょうが、後輩たちが礼儀正しく謙虚なのは家風と言うか雰囲気と言うか「事務所の特色」として自然な流れなのでしょう。
また、私が多くのアミューズ所属アーティストが好きなところは「真っすぐ歌う事を指導されている」点が大きいのです。
当時、Perfumeがポリリズムで世間の注目を集めだした頃に数多く放送された民放各局ワイド番組の特集のなかで、私が最も好きなのは中田ヤスタカのスタジオにもインタビューに行った2008年6月30日放送の「広人苑」
追記:なんと知らない間にまた上がってました!
https://youtu.be/Bxcb1ZfW02s
Perfumeのレコーディングに関してヤスタカが
「(一般に)感情こもってないのに、こもったようなフリをした歌い方がパターン化していて好きじゃない。自分自身の中から出てくるもじゃないと意味が無い。(Perfumeの場合)平らにする作業から始めて、徐々に出てきた凹凸が魅力となって聞いてる人に感じられるようになってきた」
と言った趣旨の発言をしていて、それに大塚さんが食い付いて「中田さんの言葉感動した、感情こもってないのにこもった振りをしてるって本当ですよね、スカッとした」と発言するシーンがとても印象的だったのです。
追記:中野美奈子のインタビューがまたイイ
多くの事務所(というよりはプロデューサーのほうがしっくりくるかな?)は成功体験に縛られやすいと感じません?その最たるものが歌い方の指導で、過去に成功したわが事務所の先輩の真似をさせることの多い事。個性的な先輩の真似が100%悪いとは思っていませんが、時に劣化コピーの粗製乱造になりやす側面を忘れていると思わざるを得ません。
真似が技術向上の早道であることは元技術屋でもあった私は身をもって知っています。が、芸能の世界では、真似だけで元を越えられないのは明々白々でしょう。
父兄の皆さんはこの点良くお分かりかと思います。成長期に真っすぐ歌う事を指導されているさくら学院の子達。とは言え歌の好きな子達はほっておいても誰かの歌真似をするもんです。カラオケで歌うってのはほとんど真似から入る訳ですから自然な事。真っすぐ歌う事を指導されて、カラオケでいろいろな歌手の歌真似をすれば…いずれホンモノの個性が出てくるでしょう。万人に受けるか受けないかは後の事。「個性全開」はフラットにする事から始めているからこそ、より意味の深い言葉に聞こえてます。
急に眠くなった来たので今日のところはここまでde
See You !