塔の上のラプンツェルが直視できない。愛情か、それとも支配か | 【横浜都筑】ぐちゃぐちゃ遊びの親子教室本店ぐちゃラボ/日本乳幼児遊び教育協会

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横浜市都筑区0~3歳の子どもとパパママがのびのびと楽しめる乳幼児教育×遊び×アートを融合させたぐちゃぐちゃ遊びを行っています。絵の具・粘土・新聞紙等をダイナミックに使い創造力と挑戦する心を、ぐちゃぐちゃ遊びで指先を刺激し脳の発達を促します。

●塔の上のラプンツェルが直視できない。愛情か、それとも支配か

こんにちは、おうちでできないぐちゃぐちゃ遊びで創造力を育てる親子の造形あそび教室の会田です。


ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』を見たことがありますか?

 

 

このお話は全体的にコミカルに描かれていて、小さな子どもも大好きな作品ですね。

 

ちょっとこの作品を思い出したので、今日はこの作品の『裏テーマ』についてお話ししますね。

 

表のテーマは、なんと言ってもラプンツェルが夢をかなえるお話です。

 

窓から見える明かりを目指して、冒険に出かける物語。

 

 

でもね、裏テーマは、「過保護・過干渉な親からの自立」「共依存からの脱却」、つまり「アダルトチルドレン」をテーマとしています。

 

 

アダルトチルドレンとは、機能不全家庭で育ったことにより、成人してからもこころに傷を抱えている人のことを指します。 「機能不全家庭」とは、正常な機能を果たしていない家庭のことです。 私たちは子供時代、家庭を通して生きていくために必要な多くのことを学びます。 親から守られることで安心を感じ、安定したこころが作られます。

=中略=
 

特に、

・親が虐待をしている家庭
・アルコール依存症の親がいる家庭
・夫婦仲が険悪などの家庭問題を持つ家庭
・過保護・過干渉な家庭

などの家庭では上記の機能を果たせず、機能不全家庭となる確率が高くなります。


http://seseragi-mentalclinic.com/adultchildren/より引用

 

 

 ラプンツェルでは育ての親(魔女のゴーテル)が、子ども(ラプンツェル)を

 

「外の世界は怖い」

 

「私(母)の言うことが正しい」

 

と洗脳していきます。

 

外の世界でちょっと怖いことがあると

 

「ほーら、言ったでしょ」と。

 

 

このような親は「一見、子どものため」を思って、いろんな言動をします。

 

「あなたのために言っているのよ」と。

 

本当に、子どもを大切に育ててるように見せて、実はそれが全て「親である自分のため」であるんです。

 

 

塔の上のラプンツェルでは、一見ラプンツェルが危なくないように、危険にさらされないように塔の上に閉じ込めています。

 

しかし、実際はラプンツェルの髪のためです。

 

さらに、ラプンツェルを自分の支配下に置くためなんです。

 

 


 

だからと言って、子どもはなかなか外に飛び出せません。

 

なぜなら、塔の中にいて、きちんと言うことを聞いていれば

 

母親が優しくしてくれ、愛情を注いでくれる。

 

安心感たっぷりのおうちがあるんです。

 

 

 

子どもは、保護者がいないと生きていけない、そして保護者に好かれたいという本能があります。

 

この本能を覆すのは難しく、ラプンツェルも外に出て、母親に嫌われるのが怖いので、出ていけないのです。

 

ラプンツェルが塔を出たときの場面は、そのことをコミカルに、しかしアダルトチルドレンの葛藤をしっかりと描いています。

 

はしゃいだと思ったら、落ち込み、またはしゃいでは、悲しむ。

 

 

では、魔女ゴーテルは母親としての愛情がないかと言えば、そんなことはありません。

 

ラプンツェルの誕生日には、3日もかかる場所までプレゼントを取りに行きます。

 

大好物も何度も作ってあげているんです。

 

お絵かきだって自由にさせてくれているし、ラプンツェルの性格はのびのび育った子どもそのものですよね。

 

 

だからこそ、親自身も気が付かないんです。

 

子どもを愛情持って育てているのか?

 

それとも支配下において育てたいのか?

 

 

 

「子どもに、子ども本人にとって良い道を進んで欲しい親」

 

「子どもに、親を安心させるための行動をとってほしい親」

 

この2つは、全く違うものですが、言動はとても似ています。

 

「あなたのために」という大原則を使うからです。

 

 

子どもにはこうなってほしい。

 

少なからず母親なら思うところがあるかと思いますが、その思いが強くなればなるだけ、「子どもに、親を安心させるための行動をとってほしい親」になってしまいます。

 

これね、簡単にいっちゃうと・・・

 

公園で走り回ってる子どもに向かって

 

「そんなに走ると転ぶわよ」と言って、そして転んだあとに

 

「ほら!言ったでしょ。(だからママの言うことを聞きなさい)」

 

なんて言ってませんか?

 

こういうことがどんどんエスカレートした言動が、過保護につながっていきます。

 

 

でも、結構いいがちな言葉ですよね^^;

 

だからこそ、私は塔の上のラプンツェルが直視できません。

 

 

今、子どもに言ったセリフは「子どものため」それとも「自分のため」?

 

捉われすぎる必要はありませんが(会話ができなくなる><)

 

ちょっと意識して、本当に子どものことを考えてみたいですね。

 

 

 


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