日本でも参考になるかもしれないイタリアの政策 | フィレンツェ・Zouganistaの職人修行

フィレンツェ・Zouganistaの職人修行

望月貴文/Takafumi Mochizuki 2014年、Zouganista(木象嵌細工職人)としてFirenzeに工房をオープン 工房住所:via dei cardatori 20r,Firenze

1ヶ月を越える外出規制の中でイタリアは様々な政策をとってきました。
 
 
飲食店について:
段階的な閉鎖をしていきましたがPubやディスコなどの営業禁止から始まり、
営業時間の絞り込み(6:00 - 18:00)とソーシャルディスタンスの徹底
テーブル数・客席数を減らして最低1mの距離を保つという条件下での営業許可
という流れでしたがこれも数日間のみで最終的には完全に営業禁止となりました。
今の日本の状態だと完全休業というのも難しそうなのでこの客席数を減らしての
営業というのは有効的なのかもしれません。
 
 
スーパーについて:
日本のメディアではイタリアはパスタや小麦粉が無くなった、入店までに数時間並ぶといった
報道しか目にしませんでしたが商品などの不足はほんの1日、2日の限られたエリアのみ。
行列については店舗内の人口密度を下げるのが目的で外で並ぶというのは事実ですが
店舗内は人も少なく混雑とは無縁で十分に距離が保てる様に人数制限がされています。
今営業が許可されている薬局や本屋、文房具店なども同じ方式が取られています。
 
未だにレジ付近で密集している日本の映像などを見ますがこの方式は有効的なのでは?
国の要請などとは関係なく各店舗単位でも始められる事だと思います。
 
 
イタリアでも完全な外出規制が始まる前に日本のような自粛という状態があり
特にお年寄りの外出は控えるようにとなっていました。
その段階に各地域では扉に張り紙をしてお年寄りに代わって買い物の代行やゴミ捨てを
請負ったり、出来る限り外出しなくてもいいようにしていこうという動きがありました。
私の工房があるSan Frediano地区も同様で張り紙には個人の携帯電話の番号が書いてあり
直接連絡をするといった感じでSNS上でも共有されました。
これは国の要請でもなく自主的に始まった事。
外出規制が始まった今でもボランティアによるお年寄りのフォローはしっかりと続いています。
日本のSNS上ではあまりこういった情報が流れていないので実際はどうなのかな?
 
 
今必要なのは対立ではなく歩み寄って一つの方向を向く事だと思います😊
 
 
 
 
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mail@zouganista.com
 
工房via dei cardatori 20r, Firenze (zona San Frediano)
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