3月に入り、radikoの受信を担ってきたノートパソコンのスピーカーの音が途切れるようになり、3月26日に入りアナログテレビの砂嵐のような異音を出した後プツッと音が出なくなった。だましだましでつないでいた外付けスピーカーでも効かなくなりさすがに焦った。Wi-Fiにつないでスマホで受信を済ませ修理するに越したことはなかったが、スマホの電池とパケットの消費が怖かったことと、スピーカーは故障しても音声を伴わないweb閲覧やメール、文書・表計算の作成、テキストだけのツイートであれば通常通り使えることもあり修理代金がどこか怖かった私は動画再生・ネットラジオ専用に中古の激安のミニノートパソコンを買う決断をし、届くまでの間、防災袋に入っていた短波つきラジオで一部のラジオNIKKEIの番組を聴くことにした。ここに3月31日に行ったことを記す。
まず、スマホで第1放送の朝の日経電子版NEWSを聴取した後から短波ラジオを起動。6MHzを使って『こちカブ~こちらaukabucom投資情報室』まで聴取。中間にはradikoでは聴けない8時の時報も入りある意味感動ものだった。この時は0.05MHzの誤差で2度のエアチェックの際と変化なし。
(感度調整の役はジローちゃん(オルフェーヴル)に交代してもらった(^_^;))
続いてラジオショッピングの部分を回避して8時28分から第2放送にチューニング。中野雷太アナの開始アナウンスからRaNiMusicの8時台を聴取。これもうまくいく形になりとりあえずホッと。この時の誤差は0.005MHzと2度のエアチェックの際と変化なし。
この日の夜、私の行動を見ていた姫(アーモンドアイ)が、
「短波ラジオってどんな音質かな?」
とおじちゃん(オグリキャップ)に尋ねる場面があり、おじちゃんも、
「それなら短波ラジオでRaNiMusic聴いてみようか?」
って話になり、手のすいたころを見計らって18時40分頃から第2放送にチューンインし、第2放送の大関隼アナの放送終了アナウンスまで完走することに。

ここまで来たら3MHzでも聴いちゃえ!って感じで21時07分過ぎからの『気象NEWS全国版』を3MHzにチューニングして聴くがこれが成功。この時は周波数の誤差はなし。

(感度調整役はくた夫(キタサンブラック)にお願いした)
この日の最後は感度の関係で6MHzに戻して『藤村忠寿のひげ千夜一夜』の時間までご褒美的に白と黒のホッピーをハーフ&ハーフでストレートで作りスーパーの総菜をつまみに一杯飲んで就寝。

今回の経験で感じた短波ラジオのメリットは大きく、
- radikoと違ってタイムラグを気にせず聴ける
- 普段から気をつければ電池の消費の心配はあまりせずに楽しめる
- RaNiMusicのような聞き流す程度の番組であれば多少の電池の消費は気にならない
- 置く場所さえクリアできれば感度の変調や雑音も気にならない
- AMとFMの中間のような音源が気軽に楽しめる
- 競馬実況のようなクリアな音声が必要ならradiko、聞き流しの効く番組は短波と使い分けが効く
このブログを開設する前からネットの障害に対応できるよう短波ラジオでラジオNIKKEIを聴く習慣をつけた方がいいと再三感じ、昨年の防災の日と今年の3.11の近くにも短波ラジオの受信チェックも行っていた(その記事のリンクを貼る)がまさかパソコンのスピーカー故障という思わぬインシデントの際に役立つとは思ってもみなかった。
今思えば、radikoでハマったあたりに短波ラジオがあった方がいいとの意見を聞き、それに備えておいてよかったとつくづく感じている。所詮避難所に持ち込む簡易レベルのもののため雑音が混じったり軽微でも周波数に誤差が出るのは百も承知のところだったが、これがBCL受信機系統のラジオとかになると音質もアップしてチューニングももっと楽で正確にできたかと思う。ラジオNIKKEIに関しては局の方針的にはネット配信に送信の主力を進めようとする向きがあるかもしれないが、radikoでの聴取も含めたライブ放送に関しては最後は短波放送にはかなわないということも改めて感じることになった。防災用に備えたものでも、普段使いする回数を増やすことがいざという時につながるのをつくづく感じた時でもあった。
しかし、政府のワイドFM推進のあおりで国内民放ラジオ局のAMラジオからの撤退がこの先に始まろうとする中、
ラジオNIKKEIがAM放送で聴けるようになる日は来るのかしら…
と思う自分がここにいる。推進策への妥協でFMで競馬中継とか投資情報とか仕方ないじゃんとは正直思いたくないが…