現実には2頭とも3月10日と同じ誕生日というくた夫(キタサンブラック)と姫(アーモンドアイ)。ちょうどこの日、ラジオNIKKEIが未開と言われる高知競馬の中継を第2放送で行うことが発表され、その中で高知競馬の公式の実況を手掛ける橋口浩二アナから感じたことをあれこれ話しまくっていた。



 

 

姫(アーモンドアイ):高知の橋口アナって競馬実況のイメージ強いけどファンファーレ作曲したり一時期地元だけどラジオDJやナレーション的な仕事もしてたりとマルチな方なのね。

くた夫(キタサンブラック):多分学生時代のバンド活動が役立っているんだよ。バンドってボーカルとかやっているとMC力とか養うこと多いし。その才能で高知競馬をどん底から救ったのに一役買ったというからすごいんだよ。高知競馬自体がネット発売や記者選抜競走、一発逆転ファイナルレースの導入なども相まって単一開催日で売得金レコードを更新するなどその熱は半端ないんだな。

姫:確か個人協賛競走ともなるとスタート前に協賛社からのメッセージをラジオのパーソナリティー方式で紹介するって一芸聞いたことあるんだけど。

くた夫:そうそう。高知はレース前方式だし。ばんえいもあるけどばんえいの場合はばんスタで進行役が読むからな。

 

姫:ところで橋口アナの実績から思ったんだけど、どこかのラジオ局で番組持ってそうな地方競馬の実況アナウンサーっているかな?私思うのは名古屋競馬の畑野謙二アナとか語り口聞いていれば何か一番組やれそうな気がするの。

くた夫:あの実況の調子だと畑野アナも何か持ってて不思議ない気がするねぇ。ラジオNIKKEIで中継スタッフやってて北野守さんの仕事とか見て育った人だからな。あと兵庫の実況アナウンサー陣は誰か一番組やれそうな気がするな。三宅きみひとアナはOBCでJRAの実況もやってるし何か持っても不思議はないし、竹之上次男アナにしても一時期ラジオNIKKEI第2放送の進行をやった人だからその辺の経験踏まえたら競馬展望関係で一番組持ってて不思議ない気がするが。それを踏まえれば最近デビューした鈴木セイヤアナもしかりだと思うぞ。

姫:南関東あたりではいる…かなぁ。若いところだと鈴木努アナは経験的に別として残りはみんなベテランとして円熟味増してるからあまりラジオで番組持っても向かない気がするの。ベテランの皆さん仮にラジオに進出してもラジオ日本の中央競馬大作戦のMCくらいしか向かなそうだし。くた夫さん、他のアナウンサーはどうかな?

くた夫:明らかにラジオ番組に向かないのは佐賀の中島英峰アナと道営と岩手をまたにかける岸根正朋アナだろ。何か2人ともレース実況までのところがあるし。ばんえいだと太田裕士アナも自分の冠で番組持つなら厳しそうだし。コミュニティでの経験あるところなら大滝翔アナが向いてそうな気がするが。

 

姫:そういう意味では最近地方競馬手伝っているフナさん(舩山陽司アナ)とか自分で番組持っても向いているのわかるわ。さすがにラジオNIKKEIで鍛えられているだけあるし。

くた夫:そう考えるとラジオNIKKEIのアナウンサーは自分で番組持ってもキチっと様になるのわかるだろ。それは局アナという性格ゆえに競馬以外でもあらゆる方向に目を向けるからいろいろ鍛えられるんだよ。旦那(私)がこんな事過去にブログに書いていたし。

 

くた夫:あと、一般的なラジオNIKKEIの競馬実況アナの仕事に関してはこんなこと60周年の記念サイトに書いていたぞ。

 

そういう経験経てラジオNIKKEIの競馬実況アナはユーティリティープレーヤー的な活躍するんだよ。

 

くた夫:あとな、地方競馬の中継見るならラジオの中継だけでなく公式実況もちゃんと見聞きしないとアカン。旦那は公式実況見ながら展開整理したり公式的な見方というものにもフォーカスしているのだよ。それに公式実況にあたるアナウンサーへのリスペクトもないと地方競馬って観戦しても楽しみなくなるし。

姫:いわば『喋り』を楽しむゆとりって必要なのね。私たちもいろんなアナウンサーに育てられてきたけど、実況の『個性』も競馬実況の醍醐味なのね。すっかり忘れそうだったわ。

 

 

橋口アナの実績→誰がラジオ番組に向いているか→ラジオNIIKEIのアナウンサーの普段の仕事→地方競馬の正しい見方と関連しているようでコロコロ変わる2頭の話。地方競馬の『楽しみ方』という点ではウチも馬から何か教えられているような感じを受け、かえって私が馬から教わることも多くなったのか…と思うようになっていた。何かウチのお馬さんのおかげで競馬実況アナの奥深さが増してきた気がして実況を100倍楽しむ方法もわかってきた気がした。