僕の人生を振り返る。
変化を恐れ、舗装された道路を毎日毎日歩いていて、しかもいつも同じ道路を通りながら目的地に向かってる。

毎日同じ空、同じ風景をゆーっくり歩いていると、目を閉じていても辿り着いてしまう。

突然、猫が飛び出してくる!にゃー!!
そんなこともあるけど、まぁまぁ大した事はない。

通りなれた安全な道は、事件など起こらないし、雨で泥濘むことすらない。

たまに、あの細い道を歩いてみようかなって思うけど、結局歩くのはいつもの道

そのうちに、他の道を通りたいって思う好奇心すら失っていく。

前を歩く人が脇道を進み転んでいると
『バカだな』と思ってる

前を歩く人が脇道を進んで楽しそうにしていると『いいなぁ』った凄く羨ましく思ってる

ある時、脇道に向かう人に聞いてみた。
『なんで君は、先の分からない方に向かうの?転ぶかもよ?』

そしたら
『転んだってまた立てばいいし、いつも同じ景色じゃつまらない。この先には面白いことがあるかもしれない。とにかく、恐れず進んだモン勝ちだよ』
だってさ。

なんか、あっけらかんと答えるこの人を見てたら、自分の道がつまらなく、安全な道がバカバカしく思えてきた。

学校では、会社に行く安全な道しか教えない。
だから、それが当たり前だと思ってた。
でも、違う道もあるし、そっちの方が面白そう。

『初めの一歩』は、大きく感じるかもしれない。でも、歩き始めちゃえば、なんてことない。

まだ、どんな道か分からないけど、分からないからワクワクする。

あぁー
明日は、どんな道を歩こうかな。