青空イーザッカマニア 第8話 【ファーストコンタクト】 | zootie styling lab - Hello, new me!! -

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ズーティースタイリングラボは、世の女性達の「ちょっとテンションが上がる瞬間を増やしていきたい。」という目的のもと設立したlabです。

47つの都道府県

1741つの市区町村

4917つの有人無人あわせた大小様々な島々

1億2679万人が暮らす我が国。

※参照資料:総務省ホームページ

 

 

どこにいっても共通するのは

食べること

飲むこと

住むこと

そして

着ること

 

 

 

 

青空イーザッカマニア計画

 

これは、一通のお葉書から始まったとてもとても壮大な、私たちの夢がたくさん詰まったちょっと無謀なチャレンジのおはなし

 

 

 

 

 

ファーストコンタクト

 

 

私が高校生だったとき、携帯電話なんてもちろんなかった。

何年前とはあえて言わないがな。

だからもっぱら友達や恋人とは、家の電話から電話をしたりしていた。

ポケベルもあったけど、今みたいに、長い文章を送れるようなものではなかったし、やっぱり「声」聞きたいじゃんか。

(青春)

 

だから、例えば彼なり友達なりと「今日電話する!」ってときは、まず時間を決める。

「9時くらいに電話するから」ってな感じだ。

そしてその前にポケベルする。

「1271219178339389##」

それを早打ちして、電話の前で正座。

「お家の人でないでください・・・」って祈りながら電話をかける・・・。

ドキドキするよね。

高まるよね。

 

 

ただでさえ、まだ本題に入っていないのに、また脱線した。

 

いやね、久しぶりに震えた。ドキドキしたんです。

 

▼伝われ!私の緊張感!

 

前回までのおさらいはこちらから

 

 

企画はある程度固まった。

しかし私にはとても大事な任務があったのだ。

それは、ハガキの送り主でもある「マヤさん」というお客様にインタビューの許可をもらうというもの。

しかも本当の企画内容は伏せたまま。

しかも「別の件でのインタビューですよ」っていうことで。

震える。震えるでしょう。

声が上ずってしまうこと間違いなし。

なんていっても馬鹿がつく感じのストレートタイプなもので、隠すのが非常にへたくそときたもんだ。

 

しかもよりによって、こんな時に悪い妄想をしてしまっていた。

 

▼前回の記事からしてはならない妄想をした部分を抜粋

 

 

アアアアーーーーー!

 

 

大丈夫だ。

私はひとりじゃない。

私たちはチーム。

私の後ろには仲間たちがいる。

インタビューのプロが控えているんだ。

だが、次にバトンを渡すことができないとなると、企画が振り出しに戻ってしまうのだ。

ナオコ!がんばれ!

 

 

と、口の中がカラッカラになりながら、自作した台本を傍らに置き、震える手で電話番号をプッシュ。

 

「・・・・・・・・」

 


でない!

 

それはそうだ。

だって、こんな見ず知らずの、しかもよりによって「03」から始まる怪しげな電話番号から携帯にかかってきたら、もう完全にあやしい。

怪しすぎるもの。

私だったら出ない。

 

 

OK、後ほど電話しよう。

その前にメールを打とう。

 

 

そのメールの書き出しを特別に皆様に見ていただこう。

 

▼スクリーンショットをご覧いただこう

 

怪しいwwwwwwwwwwwww

今見ても本当に怪しい。

「突然のメール」ってのが余計に怪しい。

 

 

ただ、心だけは精一杯こめよう。

そう思った。

怪しさはどうしてもぬぐえない。

企画内容も伏せたままだし、そもそも詳細が決まってないから「なんかちょっとわからないけど、協力してほしいの」なんてことを、お願いできるわけがない。

ゴールは決めなくてもいいんだ。

私は、次にパスを出すんだ。ミートしやすいちょうどいいパスを出すんだ。

 

先ほどの不審な電話は私がしたこと。

インタビューへのご協力のお願い。

怪しくてごめんなさいということ。

そして、ちょっとでも不信感がなくなればと思い、名刺を両面添付して送り、お返事を待つことにした。

 

ただ、今見るとその名刺がとんでもなく怪しい。

 

 

ドキドキドキドキ。

高鳴る鼓動。抑えきれない動悸。

との時の感情を一言で表すとしたら・・・

 

 

「げぼしそう」

 

 

とはいっても、私もなにもこの企画を進めるだけが仕事ではない。

お返事を待っている間にもやらなければならないことがモリモリあるわけだ。

しかしながら、あえて今告白しよう。

 

 

「何も手につきませんでした」

 

 

すみません。

うろうろしていました。

すみません、オーナー。すみません浅野さん。すみません、みんな。

 

 

 

 

お返事がきた!

 

 

もしかしたらおハガキをくれた私たちのお客さん「マヤさん」は女神なんじゃないだろうか。

 

 

 

 

これが「マヤさん」との最初のやりとり。

ファーストコンタクト。

 

 

不安は、もうなくなっていて、そのかわりに「わくわくとしたもの」が私の腹の中に鎮座していた。

良くわからないけれども「一緒にできる」という確信をもって、次の走者にバトンを渡したのであった。

 

 

 

 

次回:「たまたま」が「たまたま」つながったという奇跡

 

冒頭のポケベルなんて入れたかのこたえあわせ

 

 

「イマカラTELスルドキドキ