ウラジーミル・マコフスキー 「ジャム作り」 | ひとりぼっちのウォークマン

ウラジーミル・マコフスキー 「ジャム作り」

おだやかな陽の光が降りそそぐ中、

 

老夫婦が何か作業をしている。

 

 

おじいさんはナイフで

 

果物を剥いているいるようだ。

 

 

おばあさんは、

 

おじいさんが剥いた果物を煮ているのか。


 

この絵はウラジーミル・マコフスキーの

 

描いた 「ジャム作り」 である。

 

 

これはロシアの郊外での一コマなのだ。

 

 

誰もが迎える老後だが、

 

こんなふうに夫婦で仲良く過ごせたら、

 

どんなにか幸せだろう。

 

 

ここは菜園付きのセカンドハウスで、

 

ロシアではダーチャと呼ばれるようだ。

 

 

柵の向こうは畑で、

 

そこには美味しい果物や野菜が

 

たくさん出来るのだろう。

 

 

空き缶で作ったようなカマドに薪をくべ、

 

その上には、真っ黒にすすけ

 

使い古した鍋が置かれている。

 

 

そして、後ろの木には

 

汗を拭いた手拭いが掛けてあり、

 

 

その横には、年季の入ったスコップとホオキが

 

立てかけてある。

 

 

まさに夫婦の歴史がそこにある。

 

 

 

二人は何を話しているのだろう。

 

 

ジャムの煮詰まり具合はどうか、

 

もう少し砂糖を足した方がよいか、

 

 

そんなたわいないことかもしれない。

 

 

決して豪華ではないが、

 

そこには確かな生活がある。

 

 

長年連れ添った夫婦だからこその

 

ゆるぎない幸せのようなものが

 

伝わってくる一枚だ。

 

 

 

今晩の 

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

この夫婦が作った熟成されたジャムをいただきに・・・・・