ルーベンス「マルセイユ上陸」 | ひとりぼっちのウォークマン

ルーベンス「マルセイユ上陸」

この絵は歴史上の実話を元にしているもののようだ。

 

場所はフランス・マルセイユ、

 

そして豪華な客船。

 

 

この絵は

 

ルーベンスが描いた「マルセイユ上陸」である。

 

    

 

この絵は莫大な財力を誇った

 

イタリア・メディチ家の娘が、

 

 

フランス王との結婚のため

 

マルセイユに上陸した時の様子を描いたものだ。

 

 

これは17世紀の

 

悲劇の女王マリ・ド・メディシスの半生を

 

描いたもので、24枚からなる

 

「マリ・ド・メディシスの生涯」の中の、

 

最も有名な一枚である。

 

 

 

さてこの絵の画面の上半分では

 

何が行われているのか。

 

 

真ん中にいるのが花嫁で

 

その両隣にいるのは花嫁の親族のようだ。

 

 

花嫁の正面には、両手を広げた男が立っている。

 

 

どうやらこの男性は

 

花婿のフランス王アンリ4世のようだ。

 

 

花嫁の堂々とした態度に比べ、

 

国王は小柄で可愛らしくも見えてくる。

 

 

これは財力の違いか、

 

力関係を垣間見たような気がする。

 

 

 

そして画面の下半分は、

 

上で起こっていることと、

 

まるで違う場面が描かれている。

 

 

3人の裸の女性のなんと魅力的なことか。

 

よく見ると足元に波がからみついている。

 

 

この女性たちは海の女神で、ロープを握り、

 

花嫁の乗ったガレー船を岸壁に引き寄せているのだ。

 

 

それにしてもロープを腕・肩に巻きつけながら

 

体をくねらせ大胆なポーズをとっている。

 

 

このあたりがルーベンスらしい描き方

 

なのかもしれない。

 

 

そして、この絵は高さが394センチもある大画面で、

 

 

人物も見やすく大きく、

 

船や天蓋などの装飾物もしっかりと描かれている。

 

 

見どころ満載の迫力ある絵だ。

 

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

この出迎えの場面に・・・・・