ボナール「花咲くアーモンドの木」 | ひとりぼっちのウォークマン

ボナール「花咲くアーモンドの木」

雪をかぶった大きな木、

 

下には黄色と赤が見える。

 

 

この黄色と赤は花か、それとも・・・・・

 

 

下は秋の景色のようでもあり、

 

上は冬?

 

 

 

少々、アンバランスのように見えるこの絵は、

 

 

ピエール・ボナールの描いた

 

「花咲くアーモンドの木」である。

 

   

 

あの小粒でカリカリした、

 

ときどきつまむ、茶色のアーモンド。

 

 

あの美味しい実が、この木になるのだ。

 

こんなに白い美しい花を咲かせて。

 

 

 

以前に、ゴッホの描いた

 

「花咲くアーモンドの枝」の絵を観たが、

 

今回の絵はアーモンドの木、全体を描いている。

 

 

 

しかもこの絵はやわらかい雪のような

 

花をたくさん付けている。

 

 

実際のアーモンドの花は、

 

桜の花ビラに似ていたが、

 

春先に咲くのかもしれない。

 

 

 

背景の濃い青色は空の色だろうか、

 

アーモンドの白い花を一層、

 

引き立たせている。

 

 

 

さて、左下の黄色い部分だが、

 

最初は緑色だったようだ。

 

 

ボナールは

 

「左の地面の緑が間違っている。

 

必要なのは黄色だ・・・」

 

といって、ここの部分は描き直させたのだ。

 

 

そして、緑から黄色に変わったのだ。

 

 

79歳のボナールの最期の絵となったこの絵は、

 

甥に頼んで、この部分を描き直させ、

 

やっと完成となった。

 

 

なるほど、黄色に変えて、

 

いいアクセントになり、

 

絵が明るくなったのかもしれない・・・・・

 

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

この雪のような白い花を見に・・・・・