モネ「モンソー公園」
画面いっぱいに拡がるこの赤い花は何だろう。
今が盛りとばかりに、
こんな風に勢いよく咲いている。
季節はいつなんだろう。
赤と緑と空がまぶしい。
この絵はクロード・モネの描いた
「モンソー公園」である。
この赤い花が咲く大きな木は、
マロニエのようだ。
マロニエは
ヨーロッパでは街路樹や公園の樹木として
よく植栽されている。
私はこんな大木のマロニエを見たことがない。
こんなにたくさんの花を付け、
葉も青々と深く生い茂っている。
中央に、のんびりと手をつないで
散歩している親子。
マロニエの木陰にいる人は本を読んでいるのか、
うまい具合に陽が遮られ、
涼やかな風が吹いていることだろう。
それにしてもモネはこんなにも大胆なタッチで、
アバウトに言えば粗い点描のような描き方で、
素晴らしい風景を描き上げた。
太陽の明るく温かい光と、
黄土色の道路、赤い花、柔らかい黄緑色の木々、
それらが、ひとつになって何とも言えない、
柔らかさを醸しだしている。
私も、このモンソー公園を訪ねてみたくなる。
今晩の
「一人ぼっちのウォークマン」の旅は
このマロニエの木の下で・・・・・
