ボッティチェリと工房「赤い縁なし帽をかぶった若い男性の肖像」
赤い帽子を冠った、このイケメンの男性は、
一体、だれ??
やや斜めを向き、
涼しげな眼差しをこちらに向けている。
この絵はサンドロ・ボッティチェリが描いた
「赤い縁なし帽をかぶった若い男性の肖像」である。
肩に切り替えのある黒いジャッケト、
赤と白のシャツと、
とても、オシャレないでたちだ。
そしてカールした長い髪に
赤い縁なし帽がとてもよく似合っている。
この髪型と服装は
当時のフィレンツェの富裕階級にある男性が
好んで身に付けていたようだ。
ボッティチェリは、
イタリア・フィレンツェを代表する画家で、
15世紀後半、
フィレンツェの絶対的な権力者だったメディチ家の
お抱え画家でもあった。
その為、メディチ家の男性の肖像画を
数多く描いている。
このモデルは特定はされていないが、
メディチ家のロレンツォ・トルナブオーニだった、
といわれている。
ボッティチェリは、
こうしたメディチ家との係わりの中で、
少なからず影響を受けていった。
良い思いもしたが
晩年は
メディチ家の抗争に巻き込まれていったようだ。
人生というものは予測ができないものだ・・・・
この恰好のいいイケメンのモデルも
その後、どんな人生を歩んだのだろう。
ちょっと気になる。
今晩の
「一人ぼっちのウォークマン」の旅は
このモデルのその後を確かめに・・・・・
