ヴィジェ・ル・ブラン「スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像」
この女性は何歳ぐらいなのだろう。
とても若く見えるが、
大人の魅力も感じさせる。
どこか頼りなさそうに見えるが、
目を奪われてしまうほど魅力的だ。
この絵はヴィジェ・ル・ブランの描いた
「スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像」である。
伯爵夫人というのは、ちょっと、意外な感じもするが、
親しみを感じてなかなか好感が持てる。
彼女はクッションにもたれかかり、
くつろいでいるようだが、
大きく胸の開いた洋服が気になる。
上にはガウンか、ショールのようなものを
羽織っているが、なんと美しい青なのだろう。
寄りかかっているクッションの赤との
コントラストがとても美しい。
そして彼女の白い肌と、
肩まで垂れたブロンドの巻き髪が
一層、やわらかな雰囲気で
女性らしさを醸し出している。
この絵を描いたヴィジェ・ル・ブランは、
王妃マリー・アントワネットの肖像画家としても有名だ。
彼女はフランス革命から逃れるために故国を離れ、
1795年から1801年の間、ロシアに滞在していた。
そして、女性を描かせたら
右に出る人はいないといわれるほど、
女性を美しく描く画家だったようだ。
その為か、上流階級の女性たちの間で
引っ張りだこだったといわれている。
元々、美しい伯爵夫人が、
さらに美しくなっているわけだ。
今晩の
「一人ぼっちのウォークマン」の旅は
この若い伯爵夫人に会いに・・・・・
