モネ「ポプラ並木、夕日」
モネは1891年の春から秋にかけて、
精力的に「ポプラ並木」の連作に取り組んだ。
その場所はジヴェルニーの自宅近くの
エプト川沿いの景色で、
一気に23点も描いたとか、
この場所がよほどお気に入りだったようだ。
この絵はその中の一枚
「ポプラ並木、夕日」である。
夕日というが、空は美しい青色、
赤みがかった雲が、
青地に描かれた模様のように
点々と浮かんでいる。
ポプラ並木はエプト川に沿うように、
緩やかなカーブを描いて並んでいる。
ポプラ並木と川べりは、夕日の影になり、
ほぼ黒に近く描かれているが、
ポプラ並木の隙間と、川面と空が
それに反比例するかのように
とても明るさを出している。
モネならではの光の陰影の描き方
なのかもしれない。
また、エプト川の透明度はかなりの高さなのだろう。
ポプラ並木が見事に映しだされている。
そして、なんといってもこの空だ。
青く、高く、澄みわたっている
私は、たくさんある「ポプラ並木」の連作の中でも
この連日の暑さに、
一時の爽やかさを与えてくれる
この絵が一番気に入っている。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマンの」の旅は、
この夕日に照らされたポプラ並木を見に・・・・・
