ドガ「腕を組んだバレエの踊り子」
エドガー・ドガといえば「バレエの踊り子」
とすぐイメージが浮かぶ。
しかし、その踊り子の中に、
こういう作品もあったのだ。
この絵は、舞台の袖で、出番を待つ
「腕を組んだバレエの踊り子」である。
これも、ドガの作品なのか?
それとも未完成なの?
背景の大胆な色とその塗り方にも・・・・・。
正直、ちょっと失礼かもしれないが雑なのでは?
と思ってしまう。
でも、ドガが描いた作品なのだから
その時のドガの心境を推し測りながら
この作品を眺めてみたい。
少女は目を閉じ、腕を組んでいる、
背中から光が当たっているのか、
少女の前面は暗く影になっている。
それは少女の不安な気持ちを
表しているようにも見える。
そして、出番を待つ間の緊張を鎮めるためか、
精神統一をしているようだ。
薄暗く静かなこの空間には、
少女の強い気迫もピリピリと張り詰めているのだろう。
それが背景の赤で表現されたのかもしれない。
ドガはこの瞬間の情景を
描き留めておきたかったのだろう。
この絵は素描なのだという人もいるが、
これはこれで一つの作品なのだと思う。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は
このオペラ座の舞台裏へ・・・・・
