ミレー「春(ダフニスとクロエ)」 | ひとりぼっちのウォークマン

ミレー「春(ダフニスとクロエ)」

今回は、ミレーが「春」をテーマに描いた作品

 

取り上げる。

 

 

ダフニスとクロエの淡い恋の芽生えの場面、

 

「春(ダフニスとクロエ)」である。

 

 

これはギリシャ神話から古代の詩人ロンゴスが

 

うたいあげたエーゲ海の島に伝わる恋物語なのだ。

 

     

  

二人はいくつくらいなのだろう。

 

 

腰かけている裸の少年は

 

十代ぐらいだろうか、

 

 

少女も頬を赤く染め、幼さの残る体つきで可愛い。

 

 

二人は少年の持った鳥の巣を見て

 

何かを話しながら、

 

木ベラで、雛にエサを与えているようだ。

 

 

雛達は大きく口ばしを拡げ

 

エサを待っている。

 

 

なんて平和なのだろう。

 

 

小鳥のさえずりが聞こえ、新芽が芽吹く春、

 

 

ダフニスとクロエは、

 

雛にエサをあげることに夢中だが、

 

二人でいることがとても心地よいのだろう。

 

 

二人はまだ気が付いていないが、

 

お互いが好きなのだ。

 

 

ピュアーな二人の、この関係をそっと守ってあげたい。

 

 

ここは二人の待ち合わせの場所なのだろうか。

 

 

左後方には、

 

キリスト教が伝わる前からあったと思われる

 

古い聖像がある。

 

 

この聖像に見守られている二人はほほえましい。

 

 

この作品は四季連作の春を主題に描かれ

 

他に、

 

夏は「豊穣の女神」

 

冬は「凍えたキューピッド」

 

秋の作品は火災に遇い焼失してしまったようだ。

 

 

今晩の 

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

 

 この幼い恋の待ち合わせ場所に・・・・・