セザンヌ「 『レヴェヌマン』紙を読むルイ=オーギュスト・セザンヌ(画家の父)」 | ひとりぼっちのウォークマン

セザンヌ「 『レヴェヌマン』紙を読むルイ=オーギュスト・セザンヌ(画家の父)」

あまり若くない白髪の男性が新聞を読んでいる。

この人は一体、誰なのだろう。


この人はセザンヌの父で、

この絵は「 『レヴェヌマン』紙を読むルイ=オーギュスト

・セザンヌ(画家の父)」である。


改めて、セザンヌの父上はこういう人だったのか、

としみじみと見つめる。

『レヴェヌマン』紙を読む画家の父

とても品のある立派な人だ。


父は絵に没頭する息子を

どうにか絵ではなく、

自分の事業の方に導こうとしていたようだ。


しかし、セザンヌは父親の希望に応じず、

画家として成功したいと考え、

パリに出て絵を描いていた。


この絵の題名の、「レヴェヌマン」紙というのは

絵画など芸術を扱った革新的な新聞で、

保守的な父は、決して読まない新聞だろう。


その父が、その新聞を真剣に読む姿を描いている。


息子に事業者の道を勧めるだけで、

絵画に理解がなかった父に、

どうにかして分かって欲しいという

セザンヌの強い思いが伝わってくる。


また、後ろの壁には、静物画が描かれていて、

ここにもその思いが感じられる。


父は、画家になることを反対しながらも、

生活の援助は続けていたという。


また、銀行を継ぐことを拒みながらも、

父からの援助を受け続けていたのは、

セザンヌの優しさだったのかもしれない。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

セザンヌが尊敬する父のところへ・・・・・