シャヴァンヌ「希望」 | ひとりぼっちのウォークマン

シャヴァンヌ「希望」

石垣が崩れ落ち荒廃した荒野に

美しい女性がひとり、

どうやら、内乱の後のようだ。


この絵は

ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの描いた「希望」である。

希望

19世紀、フランスは

普仏戦争(ドイツ☓フランス)によって大敗し、


その混乱期の内乱により、

多くの血が流され、国内は荒廃していた。


よく見ると絵の右側に

たくさんの十字架が並んでいる。

どれだけの人が亡くなったのか・・・・


破壊された城壁を背景に、

白いドレスの女性がすわっている。


左手に持っているのはオリーブの小枝のようだ。


女性の足元には可愛い花が咲いている。

こんな荒廃した地に咲いている花、


小さいけれどなんて力強いのだろう。

逞しい生命力を感じる。


遠く地平線のかなたは、夜明けの空のように見える、

暗い夜が終わり、明るい朝が来るのだ。


女性が持っているオリーブの小枝は、

未来の平和を暗示しているようだ。


この絵は油絵のような照りがなく

霞がかかったような描き方で、

静けさや神秘性が感じられる。


そのせいか、心に響いた一枚だった。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

復興へと歩み始めたこの地に・・・・





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
注1:
絵を拡大して見るには、
絵の上でクリックすると少し大きくなります。

さらに大きくするには、キーボードで、
Ctrlを押しながら+を続けて押すと、
500%まで拡大できます。
縮小は-を押します。

注2:
最適な状態でブログを見ていただくには、
Ctrlを押しながら+を一回押すと
110%に拡大されます。
是非、この大きさでご覧いただきたいです。