ミュシャ「メディア」 | ひとりぼっちのウォークマン

ミュシャ「メディア」

血のついた短剣を持ち、

目を見開いた女性が、

立っている。


足元には折り重なって横たわる死体が・・・


なんと恐ろしい絵だ。


この絵はアルフォンス・ミュシャが描いた

「メディア」である。

メディア

いったい何があったというのだ。


これはギリシャ神話に基づく有名な舞台、

「メディア」の一場面を描いたもので、


ヒロイン「メディア」を演じているのは

女優サラ・ベルナール、


舞台の宣伝用のポスターである。


愛人を作った夫への怒りから、

正気を失った妻メディアは、

復讐のため、自分の手で、

愛人と、二人の息子を殺してしまったのだ。


なぜ、息子までも殺してしまったのか・・・・・


それは、夫イアソンが一番大切にしている

最愛の息子だったから・・・・・


この悲劇のクライマックスシーンを描いている。


メディアは黒い衣装をまとい、

口元を隠し、目は見開き、放心状態で、

狂気そのものだ。


恐ろしい絵だが、

これもミュシャが描く世界だ。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

この「メディア」を観劇に・・・