ミレイ「初めての説教」と「二度目の説教」 | ひとりぼっちのウォークマン

ミレイ「初めての説教」と「二度目の説教」

なんと愛くるしい女の子なのだろう・・・・・

まるでお人形のよう。


この絵はジョン・エバレット・ミレイが

5歳の長女を描いた作品である。


左の絵は古い教会で、

初めて説教を聞いている我が子を描いた

「初めての説教」 、


右の絵は「二度目の説教」である。


ミレイ100
    
この可愛い娘の名前はエフィーという。


羽飾りの付いたビロードの帽子、

赤いマント、手には毛皮のマフと、

とてもおしゃれな服装だ。


足置きの上に足をちょこんと載せている。


礼拝の雰囲気を感じ取っているのか、


目をしっかり開いて、

真直ぐ前を向いて、

緊張した面持ちで座って居る。


それに対し、「二度目の説教」では


少し慣れてきたのか、

ちょっとリラックスしているようだ。


足はだらりと下がり

ウトウトしている。


なんて可愛いいのだろう。


ミレイも思わず抱きしめたくなったに違いない。


観ているこちらも、

あまりの可愛いらしさに

思わず口元がゆるんでしまう。


そして、

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を

思い出した。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

この教会に、礼拝に・・・