フェルメール「地理学者」 | ひとりぼっちのウォークマン

フェルメール「地理学者」

フェルメールが描いた男性の登場する作品は

たった2枚である。


その内の一枚は

1月25日にアップした「天文学者」で、

もう一枚が、この「地理学者」である。


窓から光が差し込む部屋で、

広げた地図の前に身をかがめ、

ふと顔を上げた一瞬を描いたものである。

地理学者

差し込む光によって作られる明と暗の部分が、

とても素晴らしく描かれている。


壁、床、机の上の丸めた紙、地図、

地理学者が着ているガウンなどなど、

実に見事だ。


よく見ると、

手前の机にかけられたテーブルクロスには、

白い光の粒が描かれている。


まさにフェルメールの醍醐味はここだ。


光は目に見えるが、

その質感を感じることは出来ない。


しかし、フェルメールは、

キャンバスの上で、

はっきりとその存在を捉えさせてくれる。


フェルメールのこの独特の世界が好きだ。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

光が差し込むこの部屋へ・・・