カイユボット「バルコニーの男(窓辺の若い男)」
ここはパリのアパルトマンのバルコニー
立派な体格の男性だが、
何を見ているのだろう。
この絵は、カイユボットの「バルコニーの男」である。
後ろ姿しか見えないこの男性は何者なのか。
居住者にしては黒いスーツ姿で違和感があるし、
ここを訪ねて来た人なのか、
この部屋には、誰が住んでいるのか、
さっきまでどんな話をしていたのか、
などなど・・・
いろいろと想像が膨らむ。
反対に廻って、男性の顔も見てみたくなる。
そして、視線の先には何があるのだろう。
いや、ただぼんやり眺めているだけかも知れない。
それとも、近代的な都市に大きく変貌した
この美しい街並みを
感慨深げに眺めているのかもしれない。
この街並みも、こうなる前は狭い路地で
ゴチャゴチャしていたらしいから。
この後姿に、
いろいろと想像させられる一枚だった。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
このバルコニーへ・・・・
