ルーベンス「ローマの慈愛(キモンとペロ)」 | ひとりぼっちのウォークマン
この絵は古代ローマの逸話から
描いたものである。
娘(ぺロ)が父(キモン)に乳を与えている。
なんという姿だ。
投獄され、餓死の刑を宣告された
父の命を救おうと、
娘が自分の乳を与えているのだ。
こんなことがあるのだろうか。
若く美しい娘の横顔は優しそうだが、
どうにか、この父を助けたいという、
必死な思いが伝わってくる。
その姿はどこか聖母にも似た
たたずまいである。
その結果、父は助かった・・・・・
見ているこちらも、ジーンとしてしまう。
これが慈愛というものなのか。
この場面は他にも多くの画家が描いているが、
ルーベンスのこの絵は、
特に印象的な一枚である。
今晩の
「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は
古代ローマへ・・・ 
