レンブラント「聖ペテロの否認」 | ひとりぼっちのウォークマン

レンブラント「聖ペテロの否認」

今週はレンブラントを取り上げる。


この絵は、新約聖書の一場面で、

イエスが宗教裁判にかけられているところを

描いたものである。


中央にいるのは一番弟子のペテロで、

審問する女性が

「お前も仲間か?」と詰問している。


右奥に立っているのがイエスのようだ。

聖ペテロの否認

甲冑のようなものを着た男性が

ペテロを囲み、

緊迫した様子が伝わってくる。


ペテロはどんな想いだったのか・・・


イエスから厚い信頼を受けていたペテロだが、


激しい追求に負けて、

3回も「自分は弟子ではない」と否認して

イエスを裏切ってしまう。


レンブラントはペテロの表情を

描きたかったのだろう。


左からあてられたロウソクの光が

彼の苦悩の表情を映し出している。


人間の忠誠心も勇気も、

追い詰められた場面になると、

あてにならないのか。


人間とは弱いものだ・・・・・


しかし、

自分の弱さを知ったペテロは


その後、

悔い改めキリスト教を広めようと、

熱心に布教し、初代法王となったのだ。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

この宗教裁判の現場へ・・・