フェルメール「窓辺で水差しを持つ女」 | ひとりぼっちのウォークマン

フェルメール「窓辺で水差しを持つ女」

フェルメールの作品の中に

しばしば登場する、

窓辺の女性たちは様々なドラマを

暗示しているといわれている。


その一つが「窓辺で水差しを持つ女」だ。


この絵は、静けさのなかに

柔らかな光が差し込む窓に向かい、


左手で水差しを握り、右手で窓を軽く開き、

外を見る女性の

何気ないしぐさが描かれている。

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色合いのせいか、

静かな冷たい部屋のように見える。


まず最初に、薄く青みがかった白頭巾に

目が奪われる。


この女性の正体は・・・

幾つぐらいの女性なのだろう・・・・・


窓からの光が

頭巾を透して女性の頭を柔らく包み、

胸のあたりは下の服地が透けている。


洋服の青は

ラピスラズリを惜しげもなく使い、

白と青がさわやかだ。


また、テーブルにも目が行く。


水盤はよく磨かれているようで、

テーブルクロスの緋色の模様が

映って見える。


何と、豪華なこと、

実に繊細で美しい絵だ。


聖書では、水差しは純潔の象徴であり、

テーブルの上の宝石箱は虚栄心の

象徴であると言われている。


その上にはリボンと真珠も・・・・・


窓辺の女性は何を考えているのだろう、

なにか、もの想いにふけっているようにも

見えてしまう。


その先を知りたいのは私だけだろうか・・・


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

この静かな部屋へ・・・