ヴィジェ・ルブラン「虹の女神イリスとしての カロリーネ・リヒテンシュタイン侯爵夫人」 | ひとりぼっちのウォークマン

ヴィジェ・ルブラン「虹の女神イリスとしての カロリーネ・リヒテンシュタイン侯爵夫人」

「リヒテンシュタイン華麗なる侯爵家の秘宝展」

を、また訪ねた。


この絵は、マリー・アントワネットのお抱えの

女流画家であった

エリザベート・ヴィジェ・ルブランが描いた

ものである。

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モデルはリヒテンシュタイン家の

アロイス1世候の夫人カロリーネである。


ギリシャ神話の虹の女神イリスとして

描かれているが、古代風の衣装を身にまとい、

なんと裸足なのだ。


当時、女神に扮するとはいえ、

裸足で描かれていることが、問題になった。


誇り高い一族からすれば、

高貴な女性が靴を履いていないのは、

ありえないことである。


この絵をお披露目する時、

粋な侯爵が絵の下に夫人の靴を置いて

「空を飛んで靴が脱げてしまった」と

説明したとか・・・


なんとウイットに富んだ説明なのだろう。

侯爵のセンスもなかなかなものである。


女神イリスが空中を舞う姿が

裸足だから、なおさらか、開放感にあふれ、

自由に伸び伸びと、空を飛んでいるようで、

すがすがしい気分になった。


今晩の「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

ギリシャ神話の世界へ・・・