フェルメール「ディアナとニンフたち」
東京都美術館に
来日するフェルメールの作品で、
もう一枚の目玉は、
「ディアナとニンフたち」である。
この絵は、
初期の作品で、現存する作品のうち、
神話をテーマにした唯一のものだ。
ローマ神話に登場する女神ディアナが、
ニンフたちを引き連れ、一日の狩猟を終え、
休息している場面を描いたものである。
ニンフとは古代ギルシャで自然物に宿る若く
美しい精霊達をいう。
中央で、頭に三日月の飾りをつけ
足を洗ってもらっているのが
月の神ディアナ(英語読みはダイアナ)。
薄暗い中に、
ニンフたちの着ている衣装の色が、
やわらかく温かい印象を与える。
表情も、穏やかで、どこか、なごやかな
雰囲気が漂っている。
そこには、清らかな空気が流れているようだ。
暗い中に、
ニンフ達の、明るい衣装が浮かび上がり、
いかにも、フェルメールらしい作品だと思う。
今夜の「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、
美術の宝石箱といわれる
マウリッツハイス美術館へ・・・
